【四字熟語】
片言隻語
【読み方】
へんげんせきご
【意味】
少しだけの言葉。一言だけの短い言葉。「片」は欠片という意味で、「隻」は一つという意味から、どちらも少しやわずかということのたとえ。「片言」と「隻語」は、どちらも少しの言葉や一言だけの短い言葉という意味で、同じ意味の言葉を重ねて強調した言葉。
【類義語】
・一言一句(いちごんいっく)
・一言半句(いちごんはんく)
・片言隻句(へんげんせきく)
・片言隻辞(へんげんせきじ)
・片言折獄(へんげんせつごく)
片言隻語(へんげんせきご)の使い方

僕のおじさんは、容疑者の片言隻語からいろんな情報をつきとめる天才なんだよ。

へえ。すごいわね。確かに、無実の人の「うん。」と嘘をついている人の「うん。」は違うものね。

普段から、いろんな人の片言隻語から、内容をつかむ判断力を養う訓練をしているそうだよ。

職務に熱心で格好いいわね。
片言隻語(へんげんせきご)の例文
- 取り調べでは、彼からわずかな片言隻語しか引き出すことができなかった。
- 最近になって、おかしな片言隻語が、下っ端の私の耳にもはいってきました。
- 彼は、不用意な片言隻語を捕えて、揚げ足を取るから面倒くさい。
- 原作に忠実に、片言隻語といえどもくずさない態度で訳しました。
- 楊貴妃の片言隻語は、宰相のそれにもまさって政治を左右しました。