著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

被髪纓冠【ひはつえいかん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
被髪纓冠

【読み方】
ひはつえいかん

【意味】
非常に急いで行動すること。

【語源・由来】
「被髪」は髪の毛をふり乱したさま。「纓冠」は冠のひもを結ぶこと。髪をふり乱したまま冠のひもを結ぶこと。

【典拠・出典】
孟子』「離婁・下」

被髪纓冠(ひはつえいかん)の使い方

ともこ
昨日、健太くんに声をかけたのに、被髪纓冠の状態で私にまったく気が付いていなかったわよね。
健太
ごめんねー。とっても急いでいたんだ。
ともこ
何かあったの?
健太
コンサートに行く予定だったんだけど、ぎりぎりまで着ていく服を迷ってしまって準備に時間がかかったんだ。焦ったよー。

被髪纓冠(ひはつえいかん)の例文

  1. スーツケースをもって被髪纓冠しているともこちゃんを見かけましたが、飛行機に間に合ったでしょうか。
  2. 被髪纓冠していたので、お化粧をするのを忘れていました。
  3. 出がけに電話がかかってきて、被髪纓冠していたので、財布を家に忘れてきてしまいました。
  4. 被髪纓冠の状態で出てきたので、髪を乾かさず濡れたまま来てしまいました。
  5. 都会の人は被髪纓冠して、時間に追われているような人が多いです。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。