【四字熟語】
緊褌一番
【読み方】
きんこんいちばん
【意味】
心を引き締めて物事に当たること。難しいことや大勝負の前の心構えをいう言葉。「褌を締めてかかる」と同じ意味。
【語源由来】
「緊褌」はふんどしを引き締めること。「一番」は重要な場面のこと。
【典拠・出典】
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【類義語】
・一念発起(いちねんほっき)
・心機一転(しんきいってん)
緊褌一番(きんこんいちばん)の使い方
健太くん。いよいよ空手大会も決勝戦を残すのみよ。緊褌一番でがんばって勝ってきてね。
うん。大丈夫だよ。緊褌一番、気合を入れているし、油断なんて微塵もないよ。
相手も、緊褌一番という顔をしているわ。でも、健太くんは、あれだけ練習を頑張ったのだから、大丈夫よ。勝てるわ。
うん。勝っても負けても悔いのない試合をしてくるよ。正直、勝ちたいけどね。では、緊褌一番、行ってまいります。
緊褌一番(きんこんいちばん)の例文
- ふだんは何を考えているか分からないような変わった男だが、いざ緊褌一番という時には並外れた能力を発揮するから大丈夫、安心してくれたまえ。
- この難局を打開するべく、緊褌一番、事に当たる所存であります。
- あのドイツの会社は、ヨーロッパではすごい勢力を誇っているから、わが社としては当初想定していたアメリカのあの会社よりもこちらに緊褌一番すべきだと思います。
- いよいよ明日は、受験の当日だから、緊褌一番、今までの成果を出し切ってこよう。
- 明日は、会社の存亡をかけたプレゼンの日なのに、風邪をひいて体調を崩してしまったので緊褌一番、気合いで風邪を治し、契約もわが社がとる!
- いままで、みんなで力を合わせ、一つ一つの試合で全力で戦ってきたが、明日はいよいよ決勝戦、緊褌一番、みんなの最大の力を出し合って、今まで以上のいい試合をしよう。