講談社より『マンガでわかる おもしろ四字熟語図鑑 〈試験に出る〉』が出版されました!詳細はこちら

放辟邪侈【ほうへきじゃし】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
放辟邪侈

【読み方】
ほうへきじゃし

【意味】
わがまま勝手な悪い行為のこと。

【語源・由来】
「放」はほしいまま、「辟」はかたよる、「邪」はよこしま、「侈」はぜいたくのこと。

【典拠・出典】
孟子』「梁恵王・上」

【類義語】
勝手気儘(かってきまま)
・我儘放題(わがままほうだい)
・旁若無人(ぼうじゃくぶじん)

放辟邪侈(ほうへきじゃし)の使い方

健太
実は、僕には甥っ子が一人いるんだよ。
ともこ
へえ。甥っ子って、自分の子供と違って責任がないからかわいいっていうわよね。
健太
それがそうでもないんだ。放辟邪侈ばかりどうしようもない甥っ子なんだよね。
ともこ
健太くんに似ている、同族嫌悪ってわけね。

放辟邪侈(ほうへきじゃし)の例文

  1. 彼は親が総理大臣であることをいいことに、放辟邪侈のドラ息子です。
  2. 一人っ子政策の弊害で放辟邪侈な子供が急増しています。
  3. 健太くんの王子様のような放辟邪侈ぶりにはあきれてしまいます。
  4. 健太くんはきっと、放辟邪侈を悪いことではなく当然の権利だと思っています。
  5. 放辟邪侈を改めないと、気がついたときには健太くんの周りには友達が一人もいなくなってしまいますよ。
ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。