著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

抱関撃柝【ほうかんげきたく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
抱関撃柝

【読み方】
ほうかんげきたく

【意味】
低い役職の人のこと。

【語源・由来】
「関」はかんぬきのことで、「抱関」は門番のこと。「柝」は拍子木のことで、「撃柝」は夜警のこと。身分の低い役人のことをいう。

【典拠・出典】
孟子』「万章・下」

抱関撃柝(ほうかんげきたく)の使い方

ともこ
健太くんのお兄さんは、今年の春から社会人になったんでしょう?
健太
そうなんだ。新社会人として社会のためにがんばっているよ。
ともこ
働いているお兄さんはどんな様子なの?
健太
抱関撃柝だけど、会社のためにがんばるって意気込んでいるよ。

抱関撃柝(ほうかんげきたく)の例文

  1. 抱関撃柝だけれども、腐らずこの道のプロフェッショナルを目指します。
  2. たとえ抱関撃柝だとしても、仕事があるだけ幸せです。
  3. 早期退職に応じなかったため、抱関撃柝に左遷されてしまいました。
  4. 健太くんは抱関撃柝なので、令嬢であるともこちゃんの婚約者としてはふさわしくないでしょう。
  5. 抱関撃柝だから給料が低いけれども、出世争いがないので裏切りを警戒したり駆け引きをする必要がないので精神的に楽です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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