百鬼夜行の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
百鬼夜行
【読み方】
ひゃっきやこう
「ひゃっきやぎょう」とも読む。
【意味】
悪人どもが時を得て、勝手に振る舞うこと。また、多くの人が怪しく醜い行為をすること。
ええなぁ。それはつまり、「見えんところで悪いことするヤツがうじゃうじゃいる」ってことやな。
まるで妖怪が夜道をうろついてるみたいに、誰からも見られへんとこで、勝手に悪事を働くんやな。
これは、「隠れて悪事をはたらく悪人たち」を表す言葉やな。
まるで妖怪が夜道をうろついてるみたいに、誰からも見られへんとこで、勝手に悪事を働くんやな。
これは、「隠れて悪事をはたらく悪人たち」を表す言葉やな。
【語源・由来】
「百鬼」はいろいろな妖怪のこと。「夜行」は暗夜に列をなして歩き回ること。多くの化け物が、夜中に行列をつくって歩き回る意から。「行」は「ぎょう」とも読む。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・魑魅魍魎(ちみもうりょう)
百鬼夜行(ひゃっきやこう)の解説
カンタン!解説
「百鬼夜行」っていうのは、ふつうは悪い人たちがちょうどいいタイミングを見計らって、自分たち勝手にやりたいことをやる様子を言うんだよ。または、たくさんの人たちが、ちょっと怖ったり、見ていて気持ちの悪い行動をすることを表すんだ。
「百鬼」ってのは、いろんな種類の妖怪を指す言葉で、「夜行」ってのは、暗い夜にぞろぞろと歩き回ることを表すんだよ。だから、「百鬼夜行」っていう言葉は、たくさんの怖い化け物たちが夜中に一列になって歩き回る様子から来ているんだ。「行」は「ぎょう」と読むこともあるよ。
例えば、「百鬼夜行の街」と言ったら、そこでは悪い人たちや怪しい人たちが自由にやりたいことをやって、ちょっと怖い、不気味な感じの街を表しているんだよ。
百鬼夜行(ひゃっきやこう)の使い方
被災地では、避難所に行っている間に住人の居ない家に侵入する犯罪が横行して、百鬼夜行のようだったそうだよ。
困っている人に対してそれはないわよね。
避難所での置き引きもあったそうだし、ただでさえ眠れないのに、さらに眠れなくなるよね。
日本は地震大国で、明日は我が身よ。何か対策を考えてほしいわ!
百鬼夜行(ひゃっきやこう)の例文
- 法の規制も何もない、百鬼夜行のような街だ。
- 光がある所には影がある、テレビの世界は百鬼夜行そのものです。
- 永田町は百鬼夜行の群れである。
- 女性が集まると、マウンティングに化かし合い、まさに百鬼夜行だ。
- この会社の経営陣は百鬼夜行の群れです。
百鬼夜行の文学作品などの用例
- 市中いたるところ百鬼夜行で、斬り得、斬られ損、かかる間に彰義隊はだんだんに人数がふえて二千五百。金の使いっぷりが綺麗なのと、江戸っ子が多いので、ひどくもてた。<安部公房・榎本武揚>
だけど、もともとの意味から少し変わって、見えないところで悪い人たちが自由気ままに悪さをすることを指すようになったんだ。