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百二山河【ひゃくにのさんが】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
百二山河

「百二河山」ともいう。

【読み方】
ひゃくにのさんが

【意味】
非常に堅固で大事な場所。

【語源・由来】
「百二」は二で百に対抗すること。一説に、百で二百に対抗すること。もと、秦の地の要害堅固なことをいった語。「山河」は山と川で、土地・場所のこと。二で他国の百に対抗することができる要害の地をいう。

【典拠・出典】
史記』「高祖紀」

百二山河(ひゃくにさんが)の使い方

健太
この白の城の裏の崖は百二山河だったよね。
ともこ
そうね。あの崖があったから隣国から攻め込まれずにすんでいたそうよ。
健太
えっちらおっちら敵が崖をのぼっているところに、投石でいくらでも撃退することができるもんね。
ともこ
なのに、地震でこの崖が崩れてしまって、もう守ってもらえないわね。

百二山河(ひゃくにさんが)の例文

  1. あの砦は、ワニがすむ川に囲まれているから百二山河です。
  2. 城の周りの山には、無数の毒蛇がすんでいるので、百二山河と言えるでしょう。
  3. 百二山河といえる砦にしたかったので、こんな断崖絶壁に建てたそうですよ。
  4. 干潮時にしかわたることができない海に浮かぶ島に築かれたこの城は、まさに百二山河ですよね。
  5. ベログラトチク要塞はブルガリアにある古城で、奇岩に囲まれた百二山河です。

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