【四字熟語】
以弁飾知
【読み方】
いべんしょくち
【意味】
口先の弁舌で自分の知識を飾り立てようとすること。実力がないのに巧みな弁舌で知識があるようにみせかけること。
【語源・由来】
「以弁」は弁舌をもってことにあたるの意。「飾知」は知識を飾るの意から。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
decorate one’s knowledge by eloquence
decorateは「飾る」という意味の動詞。knowledgeは「知識」という意味の名詞。eloquenceは「雄弁」という意味の名詞。
英文例
彼の以弁飾知は聞き飽きた。I am tired by decorating his knowledge by eloquence.
英文例
彼の以弁飾知は聞き飽きた。I am tired by decorating his knowledge by eloquence.
以弁飾知(いべんしょくち)の使い方
今度のクラス委員長って、何か虫が好かないわ
口はたつんだけどね
それが悪いのよ。以弁飾知っぽくて底が浅そう
それは言い過ぎなんじゃないのかな
以弁飾知(いべんしょくち)の例文
- あの政治家は以弁飾知が透けて見えて、どうにも好きになれない。
- 以弁飾知でその場をしのいでも、すぐに正体がばれるだろう。
- 彼は雄弁なだけで実がないので、以弁飾知だ。
- しっかりと知識を身につけた上で弁舌を磨かないと、以弁飾知になってしまう。
- 今度の町内会長は以弁飾知で、偉そうなことを言う割に何も決まらない。
まとめ
「以弁」は弁舌を持ってことを成すことを、「飾知」は知識を飾り立てることから、以弁飾知(いべんしょくち)は口先の弁舌で自分の知識を飾り立てようとすることを意味する言葉となりました。以弁飾知な振る舞いをする政治家は、数多く見受けられます。いくら政治家は弁舌が命とはいえ、当選したら到底実行できそうもないことを公約として弁舌を振るうのはいかがなものかと思います。当世、こうした質の悪い政治家が案外当選して、やはり予想通り公約を実行できないケースも見受けられます。皆様、選挙の際は以弁飾知(いべんしょくち)にだまされず、しっかりとした人選をしましょう。