【四字熟語】
一壺千金
【読み方】
いっこせんきん
【意味】
ふだんは価値がないものでも、時と場合によっては、それが計り知れないほど役に立つこと。
【語源・由来】
「壺」はひょうたん・ふくべの意。ひょうたん一つが水に溺れそうになったとき浮き袋代わりになり、千金の価値を発揮するということ。
【典拠・出典】
『鶡冠子』「学問」
一壺千金(いっこせんきん)の使い方

健太くん。何で木の枝を持って歩いているの?

もしかしたら、一壺千金になるかもしれないじゃないか。

なるかなあ。あっ。あそこにおいしそうな柿がなっているわ。

よしっ。この木の枝が、一壺千金になるときが早速きたよ。ほらっ。柿が取れたよ。
一壺千金(いっこせんきん)の例文
- 二リットルの水のペットボトル一本が、災害の時には一壺千金となります。
- ポケットに入っていた縄跳びが、一壺千金、溺れた人を助けました。
- 駅前で何気なくもらったポケットティッシュが、一壺千金、急に鼻血が出てきた僕を助けてくれました。
- いらないけど捨てられないと思って取っておいたものが、ある時一壺千金、活躍するときがあるおかげで、家が片付かない。
- 手に持っていた野の花が、一壺千金、おばあちゃんを笑顔にしました。