【四字熟語】
渭樹江雲
【読み方】
いじゅこううん
【意味】
遠くにいる友人を思う情が切ないこと。渭水のほとりの樹木と揚子江の空にたなびく雲。一方は渭水のほとりにいて、一方は遠く離れた揚子江のそばにいて互いに思いやる。
【語源・由来】
「渭」は渭水。甘粛省に発し、陝西省を東にながれて潼関県で黄河に注ぐ。「江」は揚子江(長江)。
【典拠・出典】
杜甫「春日憶李白」
【類義語】
・春樹暮雲(しゅんじゅぼうん)
・暮雲春樹(ぼうんしゅんじゅ)
渭樹江雲(いじゅこううん)の使い方

ともこちゃん。空手の修業のために一年間留学することになったんだよ。

まあ。さみしくなるわね。でも、渭樹江雲よ。いつも健太くんの成功を祈っているし、手紙を書くわ。

うん。ありがとう。僕がさぼりたくなったら、ともこちゃんのこわーい怒った顔を思い出してがんばるよ。

私がこわいのは、健太くんが怒らせるようなことをするからでしょう。
渭樹江雲(いじゅこううん)の例文
- 渭樹江雲、遠くに引っ越した君は元気でやっていますか?
- 渭樹江雲、去年君と見た桜を今年は一人で見ていますが、いつかまた同じ桜を見たいですね。
- 渭樹江雲、冬が来たので寒さに弱いあなたが、風邪をひいていないか心配で手紙を書きました。
- 渭樹江雲、スープが冷めない距離に住んでいたのに、今は遠くに住むあなたのことを思って手紙を書いています。
- 渭樹江雲、遠く離れていても、君は永遠の心の友です。