【四字熟語】
一筆抹殺
【読み方】
いっぴつまっさつ
【意味】
よく考えることなく、事実や存在を全面的に否定すること。
【語源・由来】
「抹殺」は塗り消すこと。物事を否定すること。「殺」は助字。書いた文字を、人筆で一気にぬり消す意から。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・一筆勾消(いっぴつこうしょう)
・一筆勾断(いっぴつこうだん)
【英語訳】
write off at one stroke
一筆抹殺(いっぴつまっさつ)の使い方
この間の国語のテストどうだった?
それがね、最後の長文の問題があったでしょ。
あれが内容としては殆ど合っていたんだけど、最後の最後に言いまわしの部分で間違ったため、その問題は全部一筆抹殺で点数が1点ももらえなかったんだ!
あれが内容としては殆ど合っていたんだけど、最後の最後に言いまわしの部分で間違ったため、その問題は全部一筆抹殺で点数が1点ももらえなかったんだ!
ちょっとしたミスなのにね。
うん、結局みんなの平均点以下となっちゃったんだ。
今度はそういったミスをなくすようにするよ。
今度はそういったミスをなくすようにするよ。
一筆抹殺(いっぴつまっさつ)の例文
- 軍の都合のよい人たちが優遇されるなど、戦争により事実がゆがめられ、多くの人の功績が一筆抹殺された。
- 彼女はそれまでに毎日書きためていたブログの記事について、一筆抹殺とばかりに、すべての文字をデリートした。
- いつも単純なミスを犯してしまう彼女は、今回も重要な会議の書類のパソコンデータを一筆抹殺してしまう大きなミスをしてしまった。
- 今回リストラは会社存続にも関わる深刻なもので、あのレジェンドと言われた元トップ営業マンの佐藤も一筆抹殺の如く、退職を余儀なくされた。
- 何週間もかけてつくり上げた新規事業計画書は、しっかりと根拠のある説明もなく対抗する部長からの指示で一筆抹殺となり、日の目を見ることはなくなった。