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森羅万象【しんらばんしょう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

森羅万象

森羅万象の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
森羅万象

【読み方】
しんらばんしょう

「しんらまんぞう」とも読む

【意味】
宇宙間に存在する数限りない一切のものごと

四字熟語の博士
「森羅万象」という四字熟語は、宇宙に存在する全ての事物や現象を指す言葉なんだよ。
天地の間に存在する一切を表しているんだ。
助手ねこ
つまり、「この世の中のすべてのものや出来事」ってことやな。
天から地まで、見えるもの見えないもの、全部含んでるんやな。
これは、「全てを包み込む大きな世界」を描いてくれる言葉やで。

【語源・由来】
「森羅」は樹木が限りなく並び連なること
「象」は有形物のことで、「万」が付いてあらゆる有形物となる

【典拠・出典】
法句経

【類義語】
有象無象(うぞうむぞう)

【英語訳】
Nature
all things in nature
all nature
the universe
the whole creation

例文
The concept of this magazine is “The whole creation”.
この雑誌のコンセプトは「森羅万象」だ。

森羅万象(しんらばんしょう)の解説

カンタン!解説
解説

「森羅万象」って言葉は、世界中にある全てのものや出来事を指すんだよ。
この大自然の中にいっぱいある木々がびっしりと並んでる様子をイメージして、「森羅」という言葉が使われてるんだ。
「万象」は、見ることができる全てのもの、つまり有形のもの全てを指しているんだよ。
これを読むときは、「ばんぞう」でも「まんぞう」でもいいんだよ。

この言葉は『法句経ほっくきょう』という古い本から出てきてるんだ。
「森羅万象」を使って、あらゆるものや出来事を表すことができるんだよ。
学校の授業や友だちとの会話で、「森羅万象」って言葉を使うと、色んなものや事を含んでいるっていうことを表すことができるよ。

森羅万象(しんらばんしょう)の使い方

ともこ
やけに真面目な顔して何考えてるの?
健太
森羅万象に思いを馳せていたんだ。万物の長のように威張っている人間も、本当はとてつもなく大きな力の中のちっぽけな存在に過ぎないんだなあ、と思って。
ともこ
どうしちゃったの? 全然らしくないんですけど。
健太
ふっ…僕だって色々と思うところはあるのさ。

森羅万象(しんらばんしょう)の例文

例文
  1. キリスト教では、月曜日から土曜日にかけて神が森羅万象を創造されたことになっている。そして日曜日に休まれたということから日曜日が安息日、つまり休日と決められた。
  2. 江戸時代の狂歌師で戯作者に森羅万象という壮大な号を持つ人物がいた。彼の本名は森島中良といい、竹杖為軽(たけつえのすがる)という洒落の効いた別号も持っていた。蘭学者でもあり、洒落本「田舎芝居」など多数の著作がある。
  3. 森羅万象は宇宙と言い換えることもできる。あらゆる存在物を包容する無限の空間と時間の広がりのことであり、哲学、物理学、天文学ではそれぞれ定義が少しずつ異なってくる。
  4. 森羅万象を思い己の小ささを知ることで、生きとし生けるものへの謙虚な気持ちが生まれてくる。

森羅万象の文学作品などの用例

  1. れ春去り夏来り秋とかわり冬とかわるは、四時しいじ法度はっとなり。日れ夜ぐは、一日いちじつのりなり。宇宙間の森羅万象一つとしておのづから法度を有せざるはなし。<坪内逍遥・小説神髄>

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