【四字熟語】
衣履弊穿
【読み方】
いりへいせん
【意味】
貧賤の人の服装をいう。衣服や靴がつかれ破れる意。
【語源・由来】
「履」は靴、履き物の意。「弊」はつかれ破れる。「穿」は穴が開くこと。
【典拠・出典】
『荘子』「山木」
衣履弊穿(いりへいせん)の使い方
あのおばあさん。衣履弊穿よね。生活に困っているのかしら?
いいや。違うんだよ。
えっ。違うの?
お金がないふりをして。外見で人の事を判断する人が、自分にどう接するか見ているんだよ。実はすごくお金持ちなんだ。
衣履弊穿(いりへいせん)の例文
- 木の枝に引っ掛けたりして、すぐに服を破くので、小さい頃の僕は衣履弊穿ばかりでした。
- 衣履弊穿を着ていたけれども、彼の目は知識を求めてキラキラしていました。
- 無人島に流れ着いて、一か月そこで生活していた彼らは、ひげがのび、衣履弊穿でした。
- 外国で、衣履弊穿の子供たちにお金をねだられて悲しくなりました。
- おばあちゃんが、戦争中は、日本中が貧しくて、みんな衣履弊穿だったけれども、今は、おしゃれを楽しむことが出来る平和な世の中で良かったわねと言っていました。