【四字熟語】
一唱三嘆
「一唱三歎」とも書く。
【読み方】
いっしょうさんたん
日本漢字能力検定
1級【意味】
素晴らしい詩文を賞賛、褒める際に使う四字熟語。
詩歌を一度に詠みあげる前に、なんども感嘆すると言う意味。一唱三嘆の「三」はなんどもという意味。「嘆」は感じ入ってため息をついたり、感心して褒めること。
【語源由来】
もとは先祖の宗廟の祭祀で音楽を奏するときに、一人が唱うと、三人がそれに続けて唱ったことことから。
「唱」は「倡」、「嘆」は「歎」とも書く場合もある。
【類義語】
・一読三嘆(いちどくさんたん)
【英語訳】
a good sing leaves three praises
英語例文
私はあの詩が大好きで、詠むたびに一唱三嘆してしまう。
I really love the poem, and I admire every time I read.
私はあの詩が大好きで、詠むたびに一唱三嘆してしまう。
I really love the poem, and I admire every time I read.
一唱三嘆/一唱三歎(いっしょうさんたん)の使い方

ともこちゃん、発表お疲れさま!すごくよかったよ!!全校生徒の前なのに堂々としてたし。

そんなことないわよ、すっごく緊張しちゃった!

そうなの?ぜんぜんそんな風に見えなかった。特にあの詩のところすごくよかった。まさに一唱三嘆って感じだったよ!

ありがとう!頑張った甲斐があったわ。
一唱三嘆/一唱三歎(いっしょうさんたん)の例文
- 卒業式で彼が詠んだ歌で、その場に全ての人が一唱三嘆してしまった。それほど美しいものであった。
- 大学の先生が教えてくれた、中国の古い詩が私のお気に入りだ。とても美しく、一唱三嘆どころではない。
- 彼の書いたあの世界平和についてのあのスピーチはとても感動的だった。一唱三嘆の名文だった。とても彼が自分で考えたとは思えない。
- どの時代にも一唱三嘆に値する歌というのは生まれるものだ。そしてそんな歌は次の時代にも歌い継がれて行く。この歌もその一つだろう。
- ライターをしている私の夢は、いつか一唱三嘆されるような美しい文章を書き上げることである。