【四字熟語】
一読三嘆
【読み方】
いちどくさんたん
【意味】
名文に接していたく感銘をうけること。
【語源・由来】
「三」はここでは、何度も。「嘆」は感動してつくため息。一度読んだだけで何度も感嘆する意から。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・一唱三嘆(いっしょうさんたん)
【英語訳】
a reading leaves one with ceaseless sighs of admiration
ceaselessは「絶え間ない」という意味の形容詞。sighは「ため息」という意味の名詞。admirationは「感嘆」という意味の名詞。
英文例
彼の文章に一読三嘆した。His writing left me with ceaseless sighs of admiration.
英文例
彼の文章に一読三嘆した。His writing left me with ceaseless sighs of admiration.
一読三嘆(いちどくさんたん)の使い方
健太くんが賞をとった作文、感動したわ
えへへ、それほどでもないよ
謙遜しなくていいわよ、一読三嘆したもの
次もがんばっちゃおうかな!
一読三嘆(いちどくさんたん)の例文
- 彼女の文章にはいつも一読三嘆させられる。きっと彼女は小説家になれる。
- 私がファンの作家の新作は、一読三嘆することしきりだ。
- 人が一読三嘆するような文章を、一度でいいから書いてみたい。
- うちの妹が賞をとった作文を読ませてもらったが、一読三嘆した。文才があるに違いない。
- 有名な作家の作品だからと言って、必ず一読三嘆するとは限らない。
まとめ
「一読」は一度読むだけの意を表し、「三嘆」は何度も感動のため息をもらすことを表していることから、一読三嘆(いちどくさんたん)は、良い文章を読んで、非常に感動することを表す言葉となりました。読書好きな方なら、一読三嘆のあまり、興奮して寝付けないくらい感動した経験もあるでしょう。こうした名文に接した時は、読書好きでよかったと心底思います。最近は、映画やコミックなど、視覚的な表現のジャンルの方が文学より優勢な感じがありますが、読書でしか得られない感動や体験もあります。読書嫌いの方も、感動の名作と呼ばれる名著を一度読んでみてください。食わず嫌いが治るかもしれませんよ。