一宿一飯の意味(類義語)
【四字熟語】
一宿一飯
【読み方】
いっしゅくいっぱん
【意味】
一晩泊めてもらったり、一度食事をめぐまりたりするという意味から、通りすがりにちょっと世話になること。むかし、博徒の間では、生涯の恩義とされた。ちょっとした恩義でもそれを忘れてはいけないという戒めにも用いる。
ええな、それは「たまたま通りすがったところで、一泊したり一食ごはんもらったりする」ってことやな。
ちょっとしたお世話を受ける、ということなんやろな。
これは、「人の親切に感謝する心」を教えてくれる言葉やな。
ちょっとしたお世話を受ける、ということなんやろな。
これは、「人の親切に感謝する心」を教えてくれる言葉やな。
【典拠・出典】
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【類義語】
・一飯之恩(いっぱんのおん)
・一飯之報(いっぱんのむくい)
一宿一飯(いっしゅくいっぱん)の解説
カンタン!解説
「一宿一飯」っていうのはね、ちょっとしたお世話になったこと、たとえば旅先で一晩だけ泊めてもらったり、一回だけご飯をごちそうになったりすることを指すんだ。でもその「ちょっとしたお世話」でも、それを大切に感謝するっていう意味が込められているんだよ。
「一宿」っていうのは、旅先で一晩だけ泊めてもらうこと。一方、「一飯」は、一回の飯をごちそうになることを指すんだ。
昔はね、博徒っていう旅をする人たちの間で、「一宿一飯」の恩義は生涯忘れてはいけない、というルールがあったんだよ。だから、「一宿一飯の恩義」という言葉は、ちょっとしたお世話になったことでも、それを大切に感謝し、忘れないようにしよう、という意味になるんだね。
一宿一飯(いっしゅくいっぱん)の使い方
終電に間に合わないのに1円も持ってないなんて危ないよ!もっと考えないと。今日は私がいたからよかったけど。。。
ともこちゃん本当にありがとう!すっごく助かったよ、どうしようかと思ったもん。なんか安心したらお腹すいてきた。
もう、それじゃあ簡単なものだけど作るから待っててね。
ありがとう!ともこちゃんには一宿一飯の借りができたね。なんか困ったことがあったら何でも言ってよ
一宿一飯(いっしゅくいっぱん)の例文
- 俺の弟はいつもお金がなく、俺の家に転がり込んではご飯を食べたり、勝手に泊まっていったりもする。一宿一飯の恩を返されたくらいでは全く足りない。
- 私の尊敬するあの先生には学生時代に大変お世話になった。勉強だけでなく食事や寝るところに困ったときも嫌な顔一つせずいつでも迎え入れてくれた。彼には一宿一飯以上の恩義がある。なんとか私も自立して恩返しをしたいと思う。
- 困ったときに食事をさせてくれた彼が悪党だなんて思ってもみなかった。一宿一飯の恩義があるのはわかっているが、やはり彼は許すことができない。
- 私は困った人を見捨てることができないたちだ。昨日も見ず知らずの人を家に泊め、食事もさせた、一宿一飯の恩義だなんだと言っていたが、そう大げさに受け取られると逆に困ってしまう。
一宿一飯の文学作品などの用例
- なぜだろう?一宿一飯(メシの代りにタバコだったが)の恩を、知ったのだろうか。<獅子文六・自由学校>
- 一宿一飯の恩義などといふ固苦しい道徳に悪くこだはって、やり切れなくなり、逆にやけくそに破廉恥ばかりを働く類たぐいである。〈太宰治・東京八景〉
つまり、ちょっとした世話を受けるというニュアンスがあるんだ。