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一蓮托生【いちれんたくしょう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

一蓮托生

一蓮托生の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
一蓮托生

【読み方】
いちれんたくしょう

【意味】
①結果の善し悪しに関わらず、最後まで行動や運命をともにすること。また、事の善悪にかかわらず仲間として行動や運命をともにすること。
②よい行いをした者は死後に生まれ変わって極楽浄土で同じ蓮華の上に生まれ変わること。(仏典にはなく、日本の浄土信仰から生まれた考え)

四字熟語の博士
「一蓮托生」という四字熟語は仏教から来ていて、死後、同じ極楽の蓮の花に生まれ変わるという意味があるんだ。
それが転じて、結果がどうあれ、行動や運命を一緒に共有することを表すようになったんだよ。
助手ねこ
なるほどな。それはつまり、「結果がどうあれ、一緒に行動して運命を共有する」ってことやな。
結果がええでも悪くても、一緒に行動してる人とは運命がつながってるんやな。
これは、「一緒に行動する仲間との絆」を表す言葉やな。

【語源・由来】
仏教語・仏教用語における「一蓮托生」とは、浄土で同じ蓮の上に生まれることを言い表した言葉です。「托」は、よりどころとする、身をよせる意味で「託」とも書きます。「托生」とは仏教語で身を寄せて生きることという意味です。仏教では、浄土の仏は神聖な蓮の花の座にいるとされており、仏像も蓮の花を台座として安置されます。

【典拠・出典】

【類義語】
・同腹一心(どうふくいっしん)
・連帯責任(れんたいせきにん)

【英語訳】
Sharing one’s lot with another
To sail in the same boat
To join forces with somebody and act together
Share the same fate

例文 死ぬも生きるも一蓮托生だ。
Live or die, we are prepared to share the same fate.

一蓮托生(いちれんたくしょう)の解説

カンタン!解説
解説

「一蓮托生」っていう言葉は、元々は仏教の世界からきているんだよ。本来の意味は、みんなで一緒に良いことをしたら、みんなで極楽浄土(すごく平和で美しい世界)に生まれ変わることができるという意味なんだ。それはまるでみんなが一緒に一つの蓮の花に乗って、その蓮の花がみんなを運んでくれるみたいな感じ。

でも、今ではこの言葉は少し違う意味で使われることが多いんだ。それは、自分の仲間と一緒に何かをやること、または一緒に何かを経験することを表すんだ。それが良いことであろうと悪いことであろうと、自分たちは一緒に行動し、運命を共有するという意味だよ。

「托」っていうのは、「身を預ける」っていう意味があるんだ。「託」という字でも書くことができるよ。

例えば、「死ぬも生きるも全員一蓮托生だ」と言ったとき、それは「生きるも死ぬも、みんなで一緒だ。運命を共有するんだ」という意味になるよ。

一蓮托生(いちれんたくしょう)の使い方

ともこ
それにしても田中君と本当に仲が良いよね!
どうしてそんなに仲が良いの?
健太
実は小さな頃からお互いいたずら好きで、昔から先生や近所のおじさんに
一緒に怒られて育ってきたんだ。
健太
この間も2人でいたずらして遊んでたら、先生に怒られちゃった!
もう、田中君とは一蓮托生の間柄なんだよ。
ともこ
仲が良いのはわかるけど、でも、いたずらもほどほどにしないとね!

一蓮托生(いちれんたくしょう)の例文

例文
  1. 死ぬも生きるも全員一蓮托生だろう。
  2. ここまで来たら一蓮托生だ。滅びる覚悟だ。
  3. 音楽業界は長年放送局と一蓮托生の関係にあったといえよう。
  4. 夫婦というのは一蓮托生の間柄ではないのだろうか。
  5. 企業とサラリーマンは一蓮托生なのだろうか。本当にそうなのだろうか。

一蓮托生の文学作品などの用例

  1. そんなことを言ってくれるなよ。こうなりゃあお互えに一蓮托生じゃねえか。なにしろうも弱ったな。<岡本綺堂権三と助十>

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