【四字熟語】
一朝有事
【読み方】
いっちょうゆうじ
【意味】
ひとたび事件が起こること。
また一大事の際には助けるために駆けつけること。
【語源・由来】
「一朝」は、とある朝という意味から、いきなりや、急に、突然に、思いもよらずにわかにのという意味です。
「有事」は、一大事な出来事、戦争などの武力衝突や自然災害などで多数の被害者が出ることを意味しています。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
the time of need arises
should an emergency occur
in time of emergency
in time of need
in an emergency
一朝有事(いっちょうゆうじ)の使い方
地下鉄ってよく乗る?
あまり乗らないけどどうして?
お父さんが言っていたんだけど、地下鉄の一部が、
地震などの自然災害や戦争などの一朝有事の際のために、非常用備品や非常食が備蓄されているって言っていたの。
地震などの自然災害や戦争などの一朝有事の際のために、非常用備品や非常食が備蓄されているって言っていたの。
そうだね、僕も聞いたことがあるよ。
その備蓄されているものが役に立つことがないことを祈るよ!
その備蓄されているものが役に立つことがないことを祈るよ!
一朝有事(いっちょうゆうじ)の例文
- 彼女はそのお金を夫の一朝有事の際に使うためにため続け、今でも少しづつ貯めている。
- 平時においてはこれらの機関は大して仕事はありませんが、一朝有事の際には一気に機能を発揮し、天災や疾病、あるいはまた戦争のためにフル稼働します。
- 会社は3年連続の赤字となり、一朝有事となっても、いまだ経営者の意識はさほど変わっていない、このままでは本当に倒産してしまう。
- 大国との軍事的協力体制は一朝有事の際の防衛の点からも現状の軍備力を勘案したうえで不可欠であると考えています。
- 歌や舞いなどの娯楽は、世間の人にとって現実生活が安穏無事の時に楽しむもので、もしもの一朝有事の際には二の次にされるのが当然であると思っています。
- 大地震、そしてその地震による津波などの一朝有事の際、この備蓄していた非常食が大いに役立てられます。
- 都内に張り巡らされた地下鉄の一部は、一朝有事の際に利用されるさまざまな非常用備品や非常食などの備蓄庫としての機能が盛り込まれているのです。
- いざという時のために、日本のあらゆる機関を一朝有事の態勢に持って行かねばならない。これは国民においてでもそうである。