【四字熟語】
艱難辛苦
【読み方】
かんなんしんく
【意味】
非常な困難にあって苦しみ悩むこと。つらい目にあって悩むこと。
【語源由来】
「艱」「難」はともにつらい、苦しい、悩むこと。「辛苦」はつらく苦しいこと。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・四苦八苦(しくはっく)
・七難八苦(しちなんはっく)
・焦心苦慮(しょうしんくりょ)
・千辛万苦(せんしんばんく)
・粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)
・艱苦辛苦(かんくしんく)
・辛苦艱難(しんくかんなん)
・艱難苦労(かんなんくろう)
・苦行難行(くぎょうなんぎょう)
・困苦艱難(こんくかんなん)
・天歩艱難(てんぽかんなん)
・難行苦行(なんぎょうくぎょう)
【英語訳】
・trials and tribulations
・hardships
艱難辛苦(かんなんしんく)の使い方
この夏休み、君は富士山に登頂したらしいじゃない?SNSで写真を見たわ。凄く大変な道だったようね。
そうなんだよ。もう道中は艱難辛苦だったよ。大雨は降るし、そのせいでグッと冷えて寒いし。足もふやけて靴擦れしちゃって大変だったよ。
それは災難だったね。無事大けがもせず帰ってきて良かったわ。結果頂上までは登れたの?
ああ、もちろん。なかなか大変だっただけに頂上からの景色は格別だったよ。辛くて諦めそうだったけれど本当に良い経験をしたよ。
艱難辛苦(かんなんしんく)の例文
- 妊娠している間の10ヶ月は、つわりや立ちくらみが続き、まさに艱難辛苦の日々だった。
- 私が過ごした人生は艱難辛苦の青春時代だったから、正直淡い恋などした覚えはない。
- 艱難辛苦の人生だからといって、彼の犯罪が許される訳ではないのは明白である。
- 彼女はステージで艱難辛苦といえる経験を語り、会場にいる観客の涙を誘っていた。
- 艱難辛苦に耐えてきたからこそ、今の生活のありがたみを身に染みて感じるというものである。