著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

躡足附耳【じょうそくふじ】の意味と使い方や例文(出典)

【四字熟語】
躡足附耳

【読み方】
じょうそくふじ

「足を躡み耳に附く」とも読む。

【意味】
注意するときに、相手を傷つけないような配慮が大切であるということ。

「躡足」は足を踏む。「附耳」は耳に口を近づけてささやくこと。

【典拠・出典】
史記』「淮陰侯伝」

躡足附耳(じょうそくふじ)の使い方

健太
この前電車に乗っているときに、大声で電話でしゃべっている人がいたから注意したんだ。
ともこ
へえ。健太くん、勇気があるわね。
健太
うん。でも逆切れされたんだ。
ともこ
躡足附耳しないと、相手もみんなの目があるから、プライドが傷ついて怒るしかなかったんでしょうね。それにしても車内の電話は迷惑よね。

躡足附耳(じょうそくふじ)の例文

  1. 最近の新人に対しては、躡足附耳しないとすぐにパワハラだと騒ぎ立てます。
  2. 躡足附耳しないと健太くんはきっと逆上して怒り始めるでしょう。
  3. 健太くんが傷つかない様に、躡足附耳、健太くんの足を軽く蹴って間違いを教えました。
  4. 上司が取引先の社員の名前を間違えて呼んでいたので、躡足附耳、こっそり伝えました。
  5. ともこちゃんに対しては、躡足附耳して言わないと、大泣きして仕事にならなくなります。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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