海底撈月の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
海底撈月
かいていろうげつ
【意味】
無駄なことをするたとえ。実現不可能なことに労力を費やし、無駄骨を折ることのたとえ。
海の底から月を取ろうとするなんて、どう考えても無理やもんな。
これは、「無理なことに手を出さないほうがええよ」って教えてくれる言葉やな。
【語源由来】
海に映った月を見て本物の月と思い込み、海底から月をすくい取ろうとするというたとえです。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・猿猴取月(えんこうしゅげつ)
・海中撈月(かいちゅうろうげつ)
・海底撈針(かいていろうしん)
・水中捉月(すいちゅうそくげつ)
・水中撈月(すいちゅうろうげつ)
【英語訳】
totally useless (fruitless) effort
wasting time on an impossible task
haitei winning hand
winning on the last tile drawn from the wall
海底撈月(かいていろうげつ)の解説
「海底撈月」は中国の故事から来ている四字熟語だよ。
まず、「海底」とは海の底のこと。そして、「撈月」は月をすくい上げる、っていう意味だよ。これを全部合わせると、「海の底から月をすくい上げる」という意味になるんだ。でも、これは現実的には無理なことだよね。だって、月は海に落ちてるわけじゃなくて、ただ海面に映ってるだけだから。
だから、「海底撈月」は、無理なことに挑戦して、結果的には無駄な労力を使ってしまう、という状況を表すたとえとして使われるんだ。「まるで海底撈月だ」と言えば、「それはどう頑張っても無理なことだよ」という意味になる。
もう少し具体的な例を挙げてみるね。たとえば、友達が「僕、来週までに宝くじで1000万円当てるんだ!」と言ったら、それは「海底撈月」だね。だって、宝くじが当たる確率はすごく低いから、どれだけ願っても、それは現実的にはほぼ不可能なことなんだ。
この四字熟語を覚えておけば、無理なことに挑戦しようとする人を助けるための良いアドバイスとして使うことができるよ。
海底撈月(かいていろうげつ)の使い方
海底撈月(かいていろうげつ)の例文
- 行っても無駄だよ。海底撈月だ。
- 海底撈月となる覚悟があるかどうか。
- 何のための練習だ、絶対に勝てない。それは海底撈月となるでしょう。
- もう倒産はさけられない、友人からお金を借りても海底撈月だ。
- あんなに美人がお前の恋人になんかならない、それは海底撈月といえる。
海底から月を撈出そうとする、というイメージから来ているんだ。