創業守成の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
創業守成
【読み方】
そうぎょうしゅせい
【意味】
新しく事業を起こすことよりも、それを維持発展させていくことのほうが、難しいということ。
やっぱり、何かを始めるのはちょっとした勇気でできるけど、その後続けるのはめっちゃ大変なんやな。
これは、「何事も続けることの大切さ」を教えてくれる言葉やわ。
【語源・由来】
唐の太宗が「創業(王朝を打ち立てること)と、守成(それを維持すること)と、どちらが難しいか」と質問したところ、房玄齢(ぼうげんれい)は、「創業難し」と答え、魏徴(ぎちょう)は「守成難し」と答えたということから由来している。
「守成(しゅせい)」とは、先達の興した事業を受け継いで守っていくこと。
【典拠・出典】
『貞観政要』「君道」
【類義語】
・創業守文(そうぎょうしゅぶん)
【英語訳】
starting an enterprise and [or] carrying it to final success.
創業守成(そうぎょうしゅせい)の解説
「創業守成」っていうのは、なんだか難しそうだけど、実はすごく大切なことを教えてくれる言葉なんだ。創業ってのは新しくビジネスを始めることで、守成ってのはそれを続けていくことだよ。
この言葉の意味は、「新しく何かを始めるのは簡単だけど、それを守り続けて成功させるのは難しい」ということなんだ。「創業は易く、守成は難し」っていう古い言葉がこの四字熟語の元になっているんだ。
例えば、レモネードスタンドを開くとするね。初めは新鮮で楽しいからやる気満々だろう。でも、毎日同じことを続けるのは大変だよね。天気が悪い日も、忙しい日も、そして楽しくないと感じる日もレモネードを作り続けるのは難しい。でも、それが成功するための大事な部分なんだよ。
「創業守成」は、こんなことを教えてくれるんだ。新しいことを始めるのは楽しいけど、それを続けるのが大切だと。ちなみに、この言葉の出どころは、『貞観政要』という本にある「君道」っていう部分から来ているんだよ。
創業守成(そうぎょうしゅせい)の使い方
創業守成(そうぎょうしゅせい)の例文
- 祖父が興した会社を継いだ父は、いつも創業守成の話ばかりするから聞き飽きてしまった。
- 創業守成というけれど、事業を興すことも大変な苦労があると思う。
- 会社を継ぐために必要だと、創業守成の心構えを何度も聞かされたけれど、僕は会社は継がずに、他にやりたいことがあるんだ。
- 入社してまず聞いたことは、創業守成についてだったと覚えている。
つまり、始めることは簡単でも、守り続けることが大切だということを教えてくれる言葉だね。