【四字熟語】
海底撈月
「海底に月を撈(すく)う」と訓読する。
【読み方】かいていろうげつ
【意味】
無駄なことをするたとえ。実現不可能なことに労力を費やし、無駄骨を折ることのたとえ。
【語源由来】
海に映った月を見て本物の月と思い込み、海底から月をすくい取ろうとするというたとえです。
補足 麻雀で海底撈月(ハイテイラオユエ)という役があります。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・猿猴取月(えんこうしゅげつ)
・海中撈月(かいちゅうろうげつ)
・海底撈針(かいていろうしん)
・水中捉月(すいちゅうそくげつ)
・水中撈月(すいちゅうろうげつ)
【英語訳】
totally useless (fruitless) effort
wasting time on an impossible task
haitei winning hand
winning on the last tile drawn from the wall
海底撈月(かいていろうげつ)の使い方

今度のサッカー部の対戦相手があの全国優勝したチームだって!

うん、聞いたよ。絶対に勝てないね。

応援どうしようか?

応援に行っても海底撈月となるかもしれないね。
海底撈月(かいていろうげつ)の例文
- 行っても無駄だよ。海底撈月だ。
- 海底撈月となる覚悟があるかどうか。
- 何のための練習だ、絶対に勝てない。それは海底撈月となるでしょう。
- もう倒産はさけられない、友人からお金を借りても海底撈月だ。
- あんなに美人がお前の恋人になんかならない、それは海底撈月といえる。
まとめ
海底撈月(かいていろうげつ)は「無駄なことをするたとえ、実現不可能なことに労力を費やし無駄骨を折ること」の意味です。
海に映った月を見て本物の月と思い込み、海底から月をすくい取ろうとするというたとえです。
「撈月」は水中から月をすくい上げることの意味で、「海底に月を撈(すく)う」とも読みます。
なお、参考ですが、麻雀の役で海底撈月(ハイテイラオユエ)というものがあります。