【四字熟語】
甘棠之愛
【読み方】
かんとうのあい
【意味】
人民の善政を行う人に対する思慕の情が深いこと。「甘棠」はからなし、こりんごの木。
【語源・由来】
人民が周の召公の善政に感じて、召公がその下で休んだ甘棠の木を大切にし、召公の善政を忘れなかった故事から。
【典拠・出典】
『詩経』「召南・甘棠」
【類義語】
・甘棠遺愛(かんとうのいあい)
・甘棠之恵(かんとうのめぐみ)
甘棠之愛(かんとうのあい)の使い方
今、秘書への言葉の暴力で叩かれている政治家がいるわよね。
いるねえ。「ハゲ」とか言った人でしょう?あの人は、有権者から甘棠之愛を受けることはないだろうね。
そうでしょうね。また選挙に出馬するようだけどだめでしょうね。
そうだね。
甘棠之愛(かんとうのあい)の例文
- 甘棠之愛、こんなにも愛された政治家は、日本には今のところ一人もいません。
- 彼はまだ若いけれども、誠実でまっすぐな姿勢なので、市民は、甘棠之愛というように彼を深く慕っています。
- 甘棠之愛、亡き市長はとても愛されていたので、彼への感謝を込めて、彼が好きだった桜を市役所に植えました。
- 先代は、甘棠之愛を受けるほどの偉大な人だったけれども、彼の息子はだめだね。
- 甘棠之愛、知事は亡くなった今もとても尊敬されていて、駅前に銅像が建ったほどです。