【四字熟語】
掲斧入淵
【読み方】
けいふにゅうえん
【意味】
才能を発揮すべきところを誤ること。
「言行」は、ことばとおこない。発言と行動。「相反」は、互いに反対の関係にあること。
【語源・由来】
木を伐るための道具である斧は、山林でこそ役立つのであって、これを持って川に入っても役には立たないことから。
【典拠・出典】
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掲斧入淵(けいふにゅうえん)の使い方
ともこちゃん。今学期は、生徒会に立候補するんでしょう?
いいえ。保健委員になったわ。
優秀なともこちゃんが、生徒会じゃなくて、クラスの保健委員をやるなんて、掲斧入淵じゃないかな?
甲斐かぶり過ぎよ。それに、保健委員をやりたかったのよ。
掲斧入淵(けいふにゅうえん)の例文
- 理系の能力が高い健太くんが、研究者や医師ではなく、編集者になるなんて掲斧入淵じゃないかな。
- 英語が得意なともこちゃんを海外担当にしないのは、掲斧入淵、人事のミスだと思うんだ。
- ともこちゃんの新しい配属先は、まさに掲斧入淵、才能の無駄遣いだよね。
- 掲斧入淵すると、人材育成に失敗する。
- まさか、健太くんが機械系が得意だったとは、今更だけど掲斧入淵だった。