揣摩臆測の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
揣摩臆測
【読み方】
しまおくそく
【意味】
根拠もないのに、自分だけで勝手に推測すること。
自分だけの判断で物事の状態や他人の心中などを推量すること。
明確な根拠もなく、自分だけの想像で、物事の状況や人の事情・気持ちなどを、あれこれ推し量ること。
他人の心をなんとなく推し量る、なんてやつやで。
これは、「他人の気持ちを適当に推測するな」って教えてくれる四字熟語やな。
【語源由来】
「揣摩」は他人の気持ちなどを推量すること、推測することの意味で、「臆測」はいい加減に推し測ること、でたらめな推測のことを意味します。
「揣摩」と「臆測」は同じような意味ですが、重ねて意味を強調した言葉となります。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・臆測揣摩(おくそくしま)
【英語訳】
surmise
speculation
conjectures and surmises
giving one’s imagination full play without any ground
shot
dead reckoning
guesswork
hypothesis
Some people speculate on the subject.
揣摩臆測(しまおくそく)の解説
「揣摩臆測」というのはね、何も根拠がないのに、自分だけで勝手に色々と考えてしまうことを言うんだ。
「揣摩」っていうのは、色々な可能性を推し量ること。「臆測」も同じく、推し量るという意味があるんだ。だから、「揣摩臆測」っていう言葉は、この二つを合わせて、根拠なく勝手に色々推測しちゃう、という意味が強調されているんだよ。
「揣」っていう字は、「すい」とも読むし、「臆」は「憶」とも書くことがあるんだ。
例えば、「揣摩臆測が飛び交う事件」っていうのは、事実が分かっていないのに、みんなが勝手に色々と推測している状況を表しているんだよ。
揣摩臆測(しまおくそく)の使い方
揣摩臆測(しまおくそく)の例文
- 祖父の気持ちを勝手に揣摩臆測する以外に方法はなかった。
- その奇妙な事件は、揣摩臆測が飛び交う事件となった。
- あまりにも突然のことで人々の揣摩憶測はそれだけ盛んだった。
- いつも彼は相手の出方を揣摩臆測する。
- 突然の部長の辞任に関して揣摩臆測が飛び交っている。
揣摩臆測の文学作品などの用例
- 敵艦隊や輸送船団の行衛がまだはっきりしないので、人々の揣摩臆測はそれだけ盛んだった。<中山義秀・テニヤンの末日>
他人の心情を適当に推し量る、そんな感じだね。