【四字熟語】
懸軍万里
【読み方】
けんぐんばんり
【意味】
軍隊が根拠地や本体を遠く離れて、遠地に軍兵を進めること。また、後方の連絡のないままに奥深く入り込むこと。
【語源・由来】
「懸軍」は、根拠地や本体を離れて、遠地や敵地の奥深く軍隊を進めること。「万里」は、極めて長い距離。
【典拠・出典】
杜甫「秦州雑誌」
【類義語】
・遠御長駕(えんぎょちょうが)
・懸軍長駆(けんぐんちょうく)
・転戦千里(てんせんせんり)
懸軍万里(けんぐんばんり)の使い方
携帯電話が無かったころの懸軍万里は、苦難の連続だったでしょうね。
本隊と離れて不安だったろうね。
決死の覚悟だったのかしら?
今とは、一人一人の命の重みが違ったんだろうね。
懸軍万里(けんぐんばんり)の例文
- 懸軍万里の苦難を知っていたら、豊臣秀吉は朝鮮に派兵しなかっただろう。
- 奮戦力闘、懸軍万里して功績をあげた。
- 上洛しようと懸軍万里した。
- 懸軍万里の道は険しく、誰も生きて戻ることはできなかった。
- 偵察に行かせた隊が懸軍万里となってしまった。