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蹇蹇匪躬【けんけんひきゅう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
蹇蹇匪躬

【読み方】
けんけんひきゅう

【意味】
自分のことは後回しにして苦労を重ね、主人に尽くすこと。

【語源・由来】
「蹇蹇」は忠義を尽くすさま。また、非常な困難を身を苦しめて救うさま。「匪」は非に同じ。「躬」はわが身。「匪躬」は自分のために非常な苦労をするのではない意。

【典拠・出典】
易経』「蹇卦」

蹇蹇匪躬(けんけんひきゅう)の使い方

健太
ともこちゃん。僕は蹇蹇匪躬、ともこちゃんに尽くしてきたのにこんな扱いしか受けることが出来ないの?
ともこ
当然でしょう?
健太
そんなこと言わないで助けてよ。
ともこ
夏休みの宿題は、早めに終わらせましょうって言われているのに、毎日遊び呆けている健太くんが悪いのよ。私が手伝ったら健太くんのためにならないから、自分でやりなさい。

蹇蹇匪躬(けんけんひきゅう)の例文

  1. 会社のために蹇蹇匪躬してきたのに、簡単に首をきられてしまいました。
  2. 秘書たるもの、主人が気持ちよく仕事に専念できるように蹇蹇匪躬するべきです。
  3. とても人使いが荒い主人ですが、蹇蹇匪躬、がんばっています。
  4. 蹇蹇匪躬していたら、気が付くと自分の家族を失っていました。
  5. 蹇蹇匪躬して身を粉にして働いてきましたが、過労で倒れてしまいました。

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