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黔驢之技【けんろのぎ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
黔驢之技

【読み方】
けんろのぎ

「けんろのわざ」とも読む。

【意味】
自分の稚拙な腕前を自覚せずに示して恥をかくこと。また、見かけ倒しの劣った腕前・技量。

【語源・由来】
ある人が、ろばのいない黔州にろばを連れて行き、山の麓でそれを放した。とらは大きなろばを見て初めは恐れたが、ろばに近づいて蹴られ、逆にその力のなさを見破り、ついにこれを食い殺してしまったという故事から。

【典拠・出典】
柳宗元「三戒」

黔驢之技(けんろのぎ)の使い方

ともこ
あのアイドルグループは歌って踊ってすごく格好いいわよね。
健太
そうかな?派手な衣装で踊っているだけで、大した動きはしていないし、歌も口パクだよ。
ともこ
ええっ。そうなの?黔驢之技だったのね。だまされていたわ。
健太
アイドルってそういうものだよ。

黔驢之技(けんろのぎ)の例文

  1. 自分は歌がうまいと思いこんで黔驢之技となった「マダム・フローレンス」という映画を見ました。
  2. 自分は天才だと思っていたのに、全国レベルでは黔驢之技レベルでした。
  3. 二重跳びができることを自慢したら、友人は三重跳びができたので黔驢之技でした。
  4. せっかく時間を作って見に来たのに黔驢之技だった。
  5. いつも自慢げに語っていたから、よほどうまいのだろうと思っていたのに黔驢之技だった。

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