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亀毛兎角【きもうとかく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・英語訳)

亀毛兎角

亀毛兎角の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
亀毛兎角

【読み方】
きもうとかく

【意味】
亀に毛が生え兎に角が生えるのは有り得ない事で、そのような異常事態が起こるのは戦乱の凶兆であるという意味から転じて、有り得ない事のたとえ。仏教で、現実に存在しないもの、現実に存在しないものを存在するかの様に扱う愚かしさ、有って無い様なもの、曖昧な存在という意味。

四字熟語の博士
「亀毛兎角」という四字熟語は、この世に存在しないこと、または本当にあるはずがないことを表しているんだよ。
つまり、非常に珍しい、またはあり得ないことを指すんだ。
助手ねこ
なるほどな。つまり、「世の中にあらへんこと」や「本当にあるわけないこと」ってことやな。
あかんて、まるで亀が毛を生やしたり、ウサギが角を生やすみたいに、めっちゃ珍しくて、ほんまにあるんかいな?って思うことを言うんやな。
これは、「めっちゃレアな事象」を示す言葉やで。

【語源・由来】
南北朝時代に存在した梁で編纂された『述異記』の「大亀生毛、而兎生角、是甲兵将興之兆」より。亀に毛が生え兎に角が生えるのは有り得ないという事から。

【典拠・出典】
捜神記』六、『楞厳経』一

【類義語】
烏白馬角(うはくばかく)
・塩香風色(えんこうふうしょく)

【英語訳】
fur on turtles and horns on rabbits

亀毛兎角(きもうとかく)の解説

カンタン!解説
解説

「亀毛兎角」っていうのは、ありえないことや実際には存在しないはずの物事を指すたとえ言葉なんだよ。元々は、戦争が起きる前触れを指して使われていたんだ。

考えてみて、カメに毛が生えたり、ウサギに角が生えたりすること、それって普通はあり得ないよね。それを使って、「あり得ないこと」や「実際には存在しないはずのこと」を指すんだ。だから、「亀毛兎角」っていうと、本当に起こるはずのないことを指すようになるんだよ。

この四字熟語は「兎角亀毛とかくきもう」とも言うことがあるんだ。出どころは、古代中国の文献「捜神記そうしんき」や仏教の経典「楞厳経りょうごんきょう」からきているんだよ。

亀毛兎角(きもうとかく)の使い方

健太
ともこちゃん。こっちに来て。走って来て。すごいよ。豚がプールで泳いでいるんだ。
ともこ
健太くん。豚がプールで泳いでいるなんて、そんな亀毛兎角な話を誰が信じると思うの?
健太
本当だって。プールを見てごらんよ。
ともこ
そんな事あるわけないでしょう。・・・うわあー。本当だ。豚が泳いでいる。かわいい。でもなんで豚がプールにいるの?

亀毛兎角(きもうとかく)の例文

例文
  1. 健太くんが、全教科100点を取るなんて、亀毛兎角という言葉のようにあり得ないことだ。
  2. チョコレートを作ったら、辛くなっただなんて亀毛兎角という言葉のようにあり得ないし、なんでそうなった?
  3. 日本人が陸上の世界大会で、メダルを取るなんて亀毛兎角だと思われていたが、今回の大会で、なんと銀メダルを取ることができた。
  4. あんなに身長が小さいのに、バレーボール部に入りたいだなんて、しかも県大会で優勝したいなんて亀毛兎角のようなことを言う。
  5. 小さいころから、絵を描くことが嫌いで、絵が下手だった彼が漫画家を目指すなんて亀毛兎角だと思っていたが、話を考えるだけで、絵は他の人に描いてもらっているらしい。

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