【四字熟語】
錦心繍口
【読み方】
きんしんしゅうこう
【意味】
詩文の才能にすぐれているたとえ。美しくすぐれた思いと言葉の意から。
【語源・由来】
「錦心」は錦のように美しい思いや心をいう。「繍口」は刺繍のように美しい言葉。
【典拠・出典】
柳宗元「乞巧文」
【類義語】
・錦繍心肝(きんしゅうしんかん)
・錦繍之腸(きんしゅうのはらわた)
・錦心繍腸(きんしんしゅうちょう)
・繍口錦心(しゅうこうきんしん)
錦心繍口(きんしんしゅうこう)の使い方
夏目漱石は、日本で一番の錦心繍口だと思うんだ。
あー、わかるわ。こころなんて最高よね。でも、坊ちゃんみたいなユーモアのある作品も好きよ。
ああ。坊ちゃんいいよね。落ち込んだ時に読むとスカッとするんだ。
あー、わかるー。
錦心繍口(きんしんしゅうこう)の例文
- この本の作者はまだ中学生なのに、その錦心繍口ぶりにはとても驚かされるよ。
- 愛子様の作文は、錦心繍口、底知れぬ才能があるという定評があります。
- 一夜漬けで書いた感想文は、我ながら錦心繍口でよくできていると思います。
- 彼女は小さいころから名文に親しんできたおかげで、錦心繍口を書き綴ります。
- 今回の芥川賞候補の一人は、圧倒的な錦心繍口で選考委員全員一致で受賞が決まりました。