【四字熟語】
奇想天外
【読み方】
きそうてんがい
【意味】
思いもよらない奇抜なこと、またその発想。ふつうでは思いつかないような考え・発想がふと出てくることをいう。
【語源・由来】
「奇想天外より落つ(来る)」の略。奇抜な案が空か降ってきたということから。「奇想」は、奇抜な考えや思いつき。「天外」ははるかかなたの空の意味。
【類義語】
・斬新奇抜(ざんしんきばつ)
・石破天驚(せきはてんきょう)
【対義語】
・平々凡々(へいへいぼんぼん)
【英語訳】
・fantastic
・amazing
fantastic~(奇想天外な~)
奇想天外(きそうてんがい)の使い方
どうだい? 新商品の「さとうとしお君」の売り上げは?
はい! 売上げは右肩上がりで市場でも話題の商品となっています!
へえ、砂糖と塩の容器に音声チップをしのばせて返事をさせるという奇想天外なアイディアが受け入れられるなんて意外だったな。
はい。料理中に迷子になった砂糖と塩を探すのに手間取らなくてすむと認められたようです。
奇想天外(きそうてんがい)の例文
- 人類とゴキブリとの大戦争という奇想天外な話が「テラフォーマ―ズ」だ。
- 君の話は奇想天外すぎて、理解に時間がかかるよ。
- あの映画のラストは奇想天外な大どんでん返しで、とても面白かった。ばらしちゃうと、つまらなくなっちゃうだろうから、実際に観てみてよ。
- 江戸時代に生きた人からすると、現代のテクノロジーはまったく奇想天外なものなんだろうな。
- 宇宙に行けるエレベーターなんて、奇想天外すぎて全く実用不可能かと思っていたが、どうやら建設計画が始まったらしい。
- 彼女のファッションは奇想天外でオシャレなんだか、そうでないのか、よく分からない。昨日は右袖はノースリーブ、左袖は長袖という変わったシャツを着ていたよ。
まとめ
一般的に誰もが思いつかないような奇天烈(きてれつ)な発想はなかなか受け入れられないものだ。
しかしながら、車や飛行機、携帯電話やエレベーターなどの文明の利器は一部の奇想天外な発想をする発明家より生まれている。
その案は稲妻のように閃くのだろうか?
案外、人知が届かない天上から一部の人に指令が伝わるのかも知れない。
いずれにせよ、奇想天外な考えやものは未来への大きな可能性を秘めているのだ。