【四字熟語】
克伐怨欲
【読み方】
こくばつえんよく
日本漢字能力検定
準1級【意味】
勝ち気、自ら誇る、うらむ、むさぼるの四つの悪心のこと。
【語源・由来】
『論語』「憲問」より。「克」はむやみに勝ちたがること。「伐」はみずから功を誇ること。「怨」はうらみ、「欲」はむさぼること。
克伐怨欲(こくばつえんよく)の使い方

ともこちゃんに勝ちたくて、がんばってテストで80点を取ったんだすごいでしょう?

すごくないわ。克伐怨欲のうち、「克伐」をおかしているじゃないの。しかも私は100点よ。

くやしい。ともこちゃんを恨んでやる。そしてストレス解消のためにケーキの食べ放題にいってくる。

あー。克伐怨欲、すべてそろったわね。
克伐怨欲(こくばつえんよく)の例文
- そんなに欲張ってはいけない、克伐怨欲というじゃないか、みんなにも分けてあげなさい。
- 自分で自分のことをイケメンというなんて、克伐怨欲、よくないなあ。
- 人を恨むと、克伐怨欲というように悪い心で、自分自身にとってもよくないことですよ。
- 鬼の首を取ったように自分の手柄を誇っているけど、克伐怨欲というようにみっともないです。
- 向上心は素晴らしいけれども、いつも一番じゃないと気が済まないのは、克伐怨欲の一つ、悪心だと思う。