「四字熟語」のLINEスタンプ発売中♪

行雲流水【こううんりゅうすい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)

行雲流水

行雲流水の意味(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)

意味

「四字熟語】
行雲流水

【読み方】
こううんりゅうすい

【意味】
何事にも執着せずに自然のなりゆきにまかせて行動することのたとえ。

四字熟語の博士
「行雲流水」という四字熟語は、雲が空を流れ、水が自然と流れるように、何事にも固執せず、自然の流れに身を任せるという意味があるんだよ。
物事を淡々と受け入れ、そのまま進むことを表しているんだ。
助手ねこ
そうかいな、それは、「なんも気にせずに、流れるままに生きる」ってことやんか。
雲が空を飛んで行くように、水が川を流れるように、自分もその流れに乗って行動すればいいんやな。
これは、「何事にも動じず、自然体でいる大切さ」を教えてくれるんやな。

【語源・由来】
「行雲」は空に浮かび流れていく雲のこと。「流水」は流れる水のこと。空に浮かんで流れていく雲や、流れる水のように自然によどみなくという意から。

【典拠・出典】
蘇軾「与謝民氏師推官書」

【類義語】
一所不住(いっしょふじゅう)

【対義語】
・定雲止水(ていうんしすい)

【英語訳】
do everything on things take their course

take their courseは「なりゆきにまかせる」という意味の熟語。
英文例
彼の長所は行雲流水なことだ。His strong point is doing everything on things take their course.

行雲流水(こううんりゅうすい)の解説

カンタン!解説
解説

「行雲流水」って言葉は、空に浮かぶ雲が自由に流れていったり、川の水が自然に流れる様子を表しているんだよ。それを人の行動に例えて、物事に深く執着せず、自然な流れに身を任せて行動する様子を表しているんだ。

「行雲」は、空を行く雲のことで、「流水」は、流れていく水のことだよ。

この言葉は、形にとらわれず、自然と変化し続けることを褒め称えているんだ。だから、固定的な形を持たないで、自然に流れるように生きていくことを「行雲流水の生活」と言うんだよ。

また、「行雲流水」って言葉は、禅僧が色んなところを巡って修行をする様子にも使われることがあるんだよ。自由に、自然の流れに身を任せて、行く先々で学んでいく禅僧の姿を思い浮かべてみてね。

この四字熟語の由来は、蘇軾そしょくという人が書いた「謝民師推官しゃみんしすいかんに与うるのしょ」から来ているんだよ。

行雲流水(こううんりゅうすい)の使い方

ともこ
健太くん、次のテストはどう?勉強してる?
健太
もちろんさ、毎日、やるべきことはきちんとやってるよ。部活も、勉強もね
ともこ
なるほど、行雲流水というわけね。自然体もいいけど、テストが近くなったら集中的に勉強したほうがいいんじゃない?
健太
なりゆきまかせにするつもりはないよ。1週間前くらいからダッシュする予定さ

行雲流水(こううんりゅうすい)の例文

例文
  1. 彼とはつきあい始めて1年になるが、焦って慌てるところを一度も見たことがない。何があっても動揺せず、行雲流水な姿勢を自然と保っているのは、彼の魅力のひとつだ。
  2. 最近は、何をやっても全然うまくいかない。ジリジリと焦る毎日だが、こういうときこそ行雲流水な気持ちで望まなければならないのだろう。
  3. 私は凝り性で、なにかに集中すると、取り憑かれたように、そのことしか考えられなくなる。もう少し、行雲流水な考え方をしなければと思う。
  4. うちの父はいつも飄々としていて、慌てず騒がず、行雲流水な人なのでとても尊敬している。
  5. 今年こそは県大会で優勝したいが、そう思えば思うほど体に力が入るので、行雲流水と自分に言い聞かせている。

行雲流水の文学作品などの用例

  1. 苦沙弥君の文は行雲流水のごとしとありましたよ<夏目漱石吾輩は猫である>

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。