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行雲流水【こううんりゅうすい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)

「四字熟語】
行雲流水

【読み方】
こううんりゅうすい

【意味】
何事にも執着せずに自然のなりゆきにまかせて行動することのたとえ。

【語源・由来】
「行雲」は空に浮かび流れていく雲のこと。「流水」は流れる水のこと。空に浮かんで流れていく雲や、流れる水のように自然によどみなくという意から。

【典拠・出典】
蘇軾「与謝民氏師推官書」

【類義語】
一所不住(いっしょふじゅう)

【対義語】
・定雲止水(ていうんしすい)

【英語訳】
do everything on things take their course

take their courseは「なりゆきにまかせる」という意味の熟語。
英文例
彼の長所は行雲流水なことだ。His strong point is doing everything on things take their course.

行雲流水(こううんりゅうすい)の使い方

ともこ
健太くん、次のテストはどう?勉強してる?
健太
もちろんさ、毎日、やるべきことはきちんとやってるよ。部活も、勉強もね
ともこ
なるほど、行雲流水というわけね。自然体もいいけど、テストが近くなったら集中的に勉強したほうがいいんじゃない?
健太
なりゆきまかせにするつもりはないよ。1週間前くらいからダッシュする予定さ

行雲流水(こううんりゅうすい)の例文

  1. 彼とはつきあい始めて1年になるが、焦って慌てるところを一度も見たことがない。何があっても動揺せず、行雲流水な姿勢を自然と保っているのは、彼の魅力のひとつだ。
  2. 最近は、何をやっても全然うまくいかない。ジリジリと焦る毎日だが、こういうときこそ行雲流水な気持ちで望まなければならないのだろう。
  3. 私は凝り性で、なにかに集中すると、取り憑かれたように、そのことしか考えられなくなる。もう少し、行雲流水な考え方をしなければと思う。
  4. うちの父はいつも飄々としていて、慌てず騒がず、行雲流水な人なのでとても尊敬している。
  5. 今年こそは県大会で優勝したいが、そう思えば思うほど体に力が入るので、行雲流水と自分に言い聞かせている。

まとめ

「行雲」は空に浮かび流れていく雲のことを、「流水」は流れる水のことを、空に浮かんで流れていく雲や、流れる水のように自然によどみなくという意から、行雲流水(こううんりゅうすい)は、何事にも執着せずに自然のなりゆきにまかせて行動することを意味する言葉となりました。どうしても、何事にも執着しやすいものですが、心を平素に保って、行雲流水(こううんりゅうすい)でありたいものです。


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