著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

今昔之感【こんじゃくのかん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
今昔之感

【読み方】
こんじゃくのかん

「こんせきのかん」とも読む。

【意味】
今と昔を思い比べて、時世や境遇の大きな変化をしみじみと感じる気持ち。

【語源・由来】
「今昔」は今と昔という意味。

【典拠・出典】

【類義語】
・隔世之感(かくせいのかん)

今昔之感(こんじゃくのかん)の使い方

健太
おじいちゃんが、駅ができる前は、この辺りは農家が多くて豚が歩きまわっていたのに、今ではマンションばかりで今昔之感がするっていっていたよ。
ともこ
へえ。そんなに変わったのね。駅の力ってすごいわよね。
健太
そうだね。僕は便利さより昔のままの方がよかったな。
ともこ
私は駅が近くて便利なほうが良いわ。

今昔之感(こんじゃくのかん)の例文

  1. 小さいころ泳いでいた川が、今では工業排水が流れ、泳ぐことができないなんて今昔之感を禁じえない。
  2. 同窓会で年相応に老けた皆を見て、今昔之感を禁じえない。
  3. 新幹線が開通して、大規模に開発、変化した故郷に今昔之感をぬぐえない。
  4. ちょっと前まで新宿駅周辺は荒野だったのに、今昔之感をぬぐえないなあ。
  5. 放課後よく遊んでいた学校の裏山が都市開発のためになくなっていて、今昔之感にたえない。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。