著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

浩然之気【こうぜんのき】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
浩然之気

「浩然」を「昂然」とは書かない。

【読み方】
こうぜんのき

【意味】
何ものにもとらわれないのびのびとした気持ち。

【語源・由来】
天地に満ちている大きく強い気の意味で、行いが道義にかなっていれば、自然と人の心に生じる至大至剛の強い精神のこと。「浩然」は広くて大きいこと。

【典拠・出典】
孟子』「公孫丑・上」

【類義語】
・正大之気(せいだいのき)

浩然之気(こうぜんのき)の使い方

健太
あー、温泉に行って浩然之気を養いたいなあ。
ともこ
健太くんは普段からのんびりしているじゃないの。
健太
のんびりしているようで悩みは多いんだよ。
ともこ
そうかしら?この前も宿題をそっちのけでのんびり昼寝をしていたことを知っているのよ。

浩然之気(こうぜんのき)の例文

  1. 夏休みは、自然に囲まれた別荘で浩然之気を養いました。
  2. 妻は、釣りを無駄な時間というけれども、浩然之気を養い、仕事で世界を相手に戦うために必要な時間なのです。
  3. 浩然之気を養うのに、登山はいい、気持ちいい空気が、体の細胞をリフレッシュしてくれます。
  4. 二週間有休をとって、浩然之気を養ってきます。
  5. 今まで働き通しだったので、浩然之気を養ってから今後について考えます。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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