【四字熟語】
黄塵万丈
【読み方】
こうじんばんじょう
【意味】
強い風のために、土煙や砂ぼこりが空高くまで舞い上がるさま。
【語源・由来】
「黄塵」は黄色い土煙。「万」は非常に多い、大きい。「丈」は中国で用いられる長さの単位で、「万丈」は非常に高いことから。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
clouds of dust with wild wind
cloudは「煙」という意味の名詞。
英文例
そのトラックは黄塵万丈で走り去った。The truck drove away, leaving clouds of dust with wild wind.
英文例
そのトラックは黄塵万丈で走り去った。The truck drove away, leaving clouds of dust with wild wind.
黄塵万丈(こうじんばんじょう)の使い方
健太くん、昨日の試合で見せた盗塁、上手だったわ
ありがとう、最近すっと、足を使った野球の練習をしていたから、その成果が出たんだよ
随分と俊足になったのね。黄塵万丈でダッシュしていてかっこよかったわよ
えへへ、そういってもらえると、なんだか照れるなあ
黄塵万丈(こうじんばんじょう)の例文
- このあいだテレビで見たシルクロードの景色が忘れられない。黄塵万丈で黄色く煙る荒野の風景が、とても幻想的だった。一度はあの道を旅してみたいものだ。
- あたらしく始まったドラマのオープニングがかっこいい。黄塵万丈でかすむ風景の中から、キャラクターたちがうっすらと現れて、手前に近づいてくる演出がすごく好きだ。
- 昨日の運動会は大変だった。10月だというのに乾燥しきった気候に加え、昨日はとても風が強くて、グラウンドは黄塵万丈となって目や口に砂が入って気持ち悪かった。
- 黄塵万丈と言われると、中国の荒野を連想する。日本国内なら、鳥取砂丘で見られる景色かもしれない。
- 先日、観光旅行でロサンゼルスを訪れたのだが、飛行機からロスの街を見下ろすと、黄塵万丈で街全体が黄色くかすんでいた。
まとめ
「黄塵」は黄色い土煙、「万丈」は非常に高いことから、黄塵万丈(こうじんばんじょう)は、強い風のために、土煙や砂ぼこりが空高くまで舞い上がるさまを意味する言葉となりました。日本国内で黄塵万丈(こうじんばんじょう)といえば、春先に中国から流れてくる黄砂を連想します。黄砂は嫌なものですが、黄塵万丈(こうじんばんじょう)の風景には、ちょっとロマンを感じますよね。