【四字熟語】
胸中成竹
「胸中成竹あり」と読み下す。
【読み方】
きょうちゅうのせいちく
【意味】
ある物事を始めるときに、あらかじめ見通しをつけて、準備を整えておくこと。
【語源・由来】
「胸中」は、胸のうち。心のおもい。「成竹」は、すでにできあがっている竹の絵のこと。画家が竹の絵を描くとき、その構図をあらかじめ考えてから制作にとりかかることから。
【典拠・出典】
蘇軾「文与可画篔簹谷偃竹記」
胸中成竹(きょうちゅうのせいちく)の使い方
ともこちゃん。いつも失敗しないけれども何かコツがあるの?
胸中成竹を定めておくのよ。
そうすれば失敗しないの?
そうよ。私失敗しないので。
胸中成竹(きょうちゅうのせいちく)の例文
- 作業に取り掛かる前に胸中成竹を定めてから取り掛かりましょう。
- ともこちゃんは、胸中成竹しておけば、料理に失敗はないという。
- 健太くんは胸中成竹して、自由研究にとりかかった。
- ともこちゃんは小説を書くとき、胸中成竹してから書くので締め切りに遅れたことがない。
- 胸中成竹してから物事を始めないと、行き当たりばったりでは失敗する。