【四字熟語】
魚目燕石
【読み方】
ぎょもくえんせき
【意味】
よく似ているが本物とは違うもの。にせもの。または、偽物が本物の価値を落とすこと。
「燕石」は中国の燕山から出る宝石に似た石。
【語源・由来】
魚の目と、燕山から出る石。どちらも玉 (ぎょく) に似ているところから。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・魚目混珠(ぎょもくこんしゅ)
【英語訳】
imitation that looks identical to the original
fake causing the original to lose value
魚目燕石(ぎょもくえんせき)の使い方
父さんが、昨日、本物の名画だと思って買った絵が、精巧なコピーだったと知って「魚目燕石だあー!」ってショックを受けていたよ。
それはショックよね。私が、チョコレートだと思ってお菓子を買ったら、裏に準チョコレートって書いてあった時よりショックよね。
そんなの比べ物にならない位ショックだよー。
あら、私にとって準チョコレートはチョコレートの魚目燕石よ!
魚目燕石(ぎょもくえんせき)の例文
- 100円玉が落ちていると思って拾ったら、こども銀行と書いてある魚目燕石だった。
- バッタを捕まえに行って、やっと捕まえたと思ったら、ゴム製のおもちゃのバッタで、魚目燕石だった。
- 無人島に漂着して、長い間救助を待っていたが、近くに船の影が見えたので大きな声で叫んだが、その船は蜃気楼で魚目燕石だった。
- ともこちゃんが歩いていたので、「ともこちゃん!」と呼んだが振り返らないから、おかしいと思って追いかけたらとても良く似た魚目燕石だった。
- 動物園でパンダを見ることを楽しみに出かけたが、なんだか今日のパンダは元気がないなと思ったら、それは魚目燕石、ぬいぐるみで、本物は体調不良で奥の飼育小屋で休んでいるという事だった。