一意専心の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
一意専心
【読み方】
いちいせんしん
【意味】
ひたすらひとつのことに、心を向けて集中すること。他に心を向けずにそのことのみを考えること。
色々なことに気を散らすことなく、一つのことだけに目を向けて進むんやな。
これは、「集中力と一心不乱さの大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【語源・由来】
「一意」「専心」は共に一心に行うこと。そのことだけに心を向け、「意を一にして心を専らにす」と訓読する。
【典拠・出典】
『管子』内業
【類義語】
・一意攻苦(いちいこうく)
・一意奮闘(いちいふんとう)
・一生懸命(いっしょうけんめい)
・一心不乱(いっしんふらん)
・一心一意(いっしんいちい)
・無我夢中(むがむちゅう)
・専心一意(せんしんいちい)
・全心全意(ぜんしんぜんい)
【英語訳】
wholeheartedly、with all one’s heart、single-mindedly
You should put your whole heart in anything you undertake.
一意専心(いちいせんしん)の解説
「一意専心」っていうのは、他のことに気を取られずに、ひたすら一つのことに集中することを言うんだよ。「一意」は、一つのことにだけ気を向けることを意味していて、「専心」は心を一つのことだけに集中することを表しているんだ。
要するに、「一意専心」って言葉は、「すべての意識を一つのことに向けて、他のことには気を取られないようにする」っていう意味になるんだ。
例えば、「一意専心環境問題に取り組む」という風に使うと、自分の全ての注意を環境問題に向けて、他のことに気を取られずに取り組むという意味になるよ。
ちなみに、この言葉の出どころは、『管子』という本の中の「内業」という部分だよ。
一意専心(いちいせんしん)の使い方
一意専心(いちいせんしん)の例文
- 私が県議会議員に当選した暁には一意専心して住みよいまちづくりに取り組みます。
- 彼女は一意専心して部活に取り組み見事県大会優勝した。
- 君はもっと一意専心して勉強に取り組むべきだと思うよ。
- 一意専心してサッカーに取り組んでいきたい。
- いろいろな資格を取りたいが、まずは一意専心して一つの資格の勉強をしようと思う。
一意専心の文学作品などの用例
- 着任の感想といっても、改まってないが、幸い健康も恢復したし、一意専心任務に励むつもりだ。<阿川弘之・米内光政>
- 芸道の研究に生涯を捧げ、時流に媚びず、批評家に過またれず、一意専心、自己の信念に向って精進せねばならぬ。〈夢野久作・能とは何か〉
何にも気を散らさずに一つの目標に向かって進む、というイメージだね。