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胸中成竹【きょうちゅうのせいちく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
胸中成竹

「胸中成竹あり」と読み下す。

【読み方】
きょうちゅうのせいちく

【意味】
ある物事を始めるときに、あらかじめ見通しをつけて、準備を整えておくこと。

【語源・由来】
「胸中」は、胸のうち。心のおもい。「成竹」は、すでにできあがっている竹の絵のこと。画家が竹の絵を描くとき、その構図をあらかじめ考えてから制作にとりかかることから。

【典拠・出典】
蘇軾「文与可画篔簹谷偃竹記」

胸中成竹(きょうちゅうのせいちく)の使い方

健太
ともこちゃん。いつも失敗しないけれども何かコツがあるの?
ともこ
胸中成竹を定めておくのよ。
健太
そうすれば失敗しないの?
ともこ
そうよ。私失敗しないので。

胸中成竹(きょうちゅうのせいちく)の例文

  1. 作業に取り掛かる前に胸中成竹を定めてから取り掛かりましょう。
  2. ともこちゃんは、胸中成竹しておけば、料理に失敗はないという。
  3. 健太くんは胸中成竹して、自由研究にとりかかった。
  4. ともこちゃんは小説を書くとき、胸中成竹してから書くので締め切りに遅れたことがない。
  5. 胸中成竹してから物事を始めないと、行き当たりばったりでは失敗する。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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