九夏三伏の意味(語源由来)
【四字熟語】
九夏三伏
【読み方】
きゅうかさんぷく
【意味】
夏のこと。また、夏の最も暑いころをいう。
そっか。それはつまり、「夏の一番暑い時期」ってことやな。
夏の中でも特に暑い日々、特に土用の丑の日のころを指すんやな。
これは、「暑さがピークに達する時期」を教えてくれる言葉なんやで。
夏の中でも特に暑い日々、特に土用の丑の日のころを指すんやな。
これは、「暑さがピークに達する時期」を教えてくれる言葉なんやで。
【語源・由来】
「九夏」は夏の季節の九十日間。「三伏」は初伏、中伏、末伏のこと。夏至以降の三回目の庚の日を初伏、四回目の庚の日を中伏、立秋の後の最初の庚の日を末伏という。
【典拠・出典】
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九夏三伏(きゅうかさんぷく)の解説
カンタン!解説
「九夏三伏」っていうのは、要するに夏全体、特に夏の一番暑いところを指すんだよ。「九夏」っていうのは夏の90日間、つまり夏全体のことを言うんだ。夏が始まってから終わりまでの全期間を考えるときに使うんだよ。
それから、「三伏」っていうのは、夏の一番暑いときのことを表すんだ。「初伏」っていうのは、夏至(一年で一番日が長い日)の後の三回目の「庚の日」(暦の上では60日ごとに出てくる日)、「中伏」は四回目の「庚の日」、「末伏」は立秋(夏が終わって秋が始まる日)の後の初めての「庚の日」のことを指すんだ。
だから、「九夏三伏」っていうのは、夏全体を考えたとき、特に夏の一番暑い時期を指す表現なんだよ。
九夏三伏(きゅうかさんぷく)の使い方
九夏三伏、今日はプール日和ねえ。暑い夏の日差し、青い空に白い雲。きらめく水しぶきに真っ白なパラソル。ああ、夏だわあ。素敵だわあ。
そうだね。九夏三伏だね。今日は、いつもよりアイスクリームがおいしく感じる。
本当ね。暑いけれども、この夏の日差しは、わくわくする気持ちと元気をくれるわよね。
うん。僕は暑くても夏が一番大好きさ。
九夏三伏(きゅうかさんぷく)の例文
- 九夏三伏、暑い日々が続いているのに、カレーライスをテーブルに置きっぱなしにして出かけたら、納豆カレーのようになっていた。
- 九夏三伏という言葉のように、セミの声が高らかに空に響き渡り、ひまわりの花が咲き誇り、虫たちも元気に動き回り、夏真っ盛りだ。
- 九夏三伏の暑い夏に、私は生まれたので、なつこという名前になりましたが、父が、字が夏のままだと面白くないということで奈津子にしたそうなのです。
- 九夏三伏の暑い夏の夕方、納涼のために、このあたりの人々は川に出かけるのだが、今日は花火があがる予定なので、いつもより人出が多いようだ。
- 九夏三伏の暑い日々が続いていて、朝でも外はすでにとても暑くなっているので、愛犬の散歩は早朝の五時に散歩に行くのだが、すでに太陽は昇り明るい。
- 九夏三伏、毎日、毎日、暑い日が続いたが、夏休みの宿題もしないで外で虫取りをしたり、プールに行ったりと元気に遊びまわっていたら、案の定、残った宿題で苦しむことになったが、全く悔いはないのだ。
九夏三伏の文学作品などの用例
- ひたすらに絵画を好めるの心にほだされて、あるときは九夏三伏の暑さにも砂に座り草に伏して独り写生に心を砕き、<島崎藤村・落梅集>
直訳すると、九日間の暑い夏と三日間のとくに暑い日、つまり土用の丑の日のことを表しているんだ。