一虚一実の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
一虚一実
【読み方】
いっきょいちじつ
【意味】
常に変化して一定の形を保つことなく測りがたいことのたとえ。
びっくりするような変わり様で、次がどうなるかわからへんのやね。
これは、「予想外の変化には気をつけよう」って教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
虚になったかと思うとすぐに実になるという意から。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・一虚一盈(いっきょいちえい)
・一虚一満(いっきょいちまん)
一虚一実(いっきょいちじつ)の解説
「一虚一実」というのは、ものごとの状況や状態が、ぱっと見て一つの状態(虚)になっているように見えたけど、気がついたら別の状態(実)に変わっていた、っていう状況を指す言葉だよ。
「虚」とは、何もない、空っぽの状態を指すんだ。一方で、「実」とは、物が満ちている、実際の状態を示してるよ。
この言葉は、もともとは軍事用語や戦術から来ていて、敵に弱点や隙を見せることなく、自分の実力や策略を隠す意味があるんだ。だから、この言葉を使って、何かが予測しにくい、もしくは突然の変化やサプライズがあることを説明するときには、とっても便利なんだ。
想像してみて。友達とじゃれ合って遊んでる時、片方が力を抜いて弱々しく見せかけて、でも実はしっかりと力を入れていて、相手をサプライズで倒そうとする感じ。その時の動きや状態の変化が「一虚一実」ってわけ。
また、ビジネスの世界でも、競合相手を油断させるためにわざと弱点を見せるけど、実は強力な戦略や製品を秘密にしている、っていう状況も「一虚一実」と言えるね。
この言葉は、変化やサプライズ、そして策略や戦術の中での駆け引きを上手く表しているんだよ。
一虚一実(いっきょいちじつ)の使い方
一虚一実(いっきょいちじつ)の例文
- ともこちゃんは気分屋なので、一虚一実で予測できません。
- この辺は、漁師でも潮の流れを読むのが難しい、一虚一実の海です。
- 山の上の天気は、一虚一実なので決して軽装備で来ないでください。
- いろんな思惑が交錯して、一虚一実なので、どんな状況になっても対応できるようにしておいてください。
- 女ごころは秋の空、一虚一実の彼女の心の内を予想するのは、微分積分の問題より難しい。
まるで、何もない状態から突然何かが現れたり、逆にあったものが消えたりすることを言っているんだ。