著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

泣血漣如【きゅうけつれんじょ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
泣血漣如

【読み方】
きゅうけつれんじょ

【意味】
悲しさのあまり、血の涙を流すように激しく泣くこと。

【語源・由来】
「泣血」は涙が出なくなり、血の涙を流すこと。「漣」は涙が流れること、「如」は様子や状態を表す助字。

【典拠・出典】
易経』「屯卦」

【類義語】
・泣涕如雨(きゅうていじょう)

泣血漣如(きゅうけつれんじょ)の使い方

健太
昨日、愛犬が死んでしまって、家族全員で泣血漣如、朝まで泣きとおしたんだよ。
ともこ
それは悲しかったわね。
健太
うん。でも、もう大丈夫だよ。さっき、かわいい子犬を拾ったんだ。きっと愛犬の生まれ変わりだよ。
ともこ
あら。泣血漣如した割に切り替えが早いわね。

泣血漣如(きゅうけつれんじょ)の例文

  1. 大切にしていた花壇が滅茶苦茶になっているのを見て、祖母は、泣血漣如しました。
  2. 災害で生まれ故郷が変わり果てた姿になっているのを目の当たりにして、泣血漣如しました。
  3. 積み木で作ったお城を他の子に壊された少年は、泣血漣如、さめざめと泣き続けました。
  4. 泣血漣如、あまりにも悲しくて涙が止まりません。
  5. 今回の件はつらすぎて、泣血漣如というように、涙が枯れて血の涙が流れ出そうなほどなのです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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