著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

玉石同砕【ぎょくせきどうさい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
玉石同砕

【読み方】
ぎょくせきどうさい

【意味】
善悪・賢愚の区別なくすべて滅び、なくなるたとえ。宝玉と石ころがともに砕け、なくなる意から。

【語源・由来】
宝石も石も一緒に砕けてなくなるという意味から。

【典拠・出典】
文選』袁宏「三国名臣頌序賛」

玉石同砕(ぎょくせきどうさい)の使い方

健太
昔、昔、とてつもなく昔、地球に隕石がぶつかって、玉石同砕して恐竜のいた白亜紀の時代は終わったって言われているよね。
ともこ
そうね。他にもウィルス蔓延説もあるわよね。
健太
人間もいつか、他の生き物と一緒に玉石同砕する時が来るのかな。
ともこ
否定できないわね。

玉石同砕(ぎょくせきどうさい)の例文

  1. 玉石同砕、津波がすべてを飲み込み、その島にあった小さな国は滅びました。
  2. 経済が悪化し、玉石同砕、真面目に頑張っていた企業も、悪いことで儲けていた企業もみなバタバタと倒産しました。
  3. 玉石同砕、今回の新型のインフルエンザの流行で、善悪の区別なく多くの人が犠牲になりました。
  4. 日本の未来のためにも玉石同砕は避け、良いものは公的資金を投入してでも守らなくてはいけない。
  5. 織田信長は、玉石同砕、比叡山を焼き討ちにしました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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