著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

迷者不問【めいしゃふもん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
迷者不問

【読み方】
めいしゃふもん

【意味】
わからないことがあったら積極的に人に尋ねるべきだということ。

【語源・由来】
「迷者」は自分の行く道がわからない無知な者の意。無知な者は、人に尋ねて教えを受けようとしないので、ひとりよがりになってしまうこと。「迷える者は路を問わず」の略。

【典拠・出典】
荀子』「大略」

迷者不問(めいしゃふもん)の使い方

健太
やっと勉強する気になったっていうのに、全然成績が上がらないんだ。
ともこ
迷者不問というでしょう?先生を活用するべきよ。
健太
そうか。わからないところをどんどん質問すればいいのか。
ともこ
そうよ。基礎がわかれば応用も楽勝よ。先生を利用したおしましょう。

迷者不問(めいしゃふもん)の例文

  1. 迷者不問というように、質問をしないから間違えるんです。
  2. 聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥、迷者不問、賢くなりたいなら積極的に聞きましょう。
  3. 健太くんがいつも愚かな行動をするのは、まさに迷者不問だからです。
  4. いまさら聞けないと思う気持ちが、迷者不問というように君を進歩させないんだよ。
  5. 迷者不問というように、疑問点は質問してつぶしていきましょう。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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