日常茶飯の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
日常茶飯
【読み方】
にちじょうさはん
【意味】
ごく平凡な日々のありふれたこと。また、とるに足りないこと。
そうか、つまり「毎日当たり前のように起こること」ってことやな。
茶や飯みたいに毎日食べるもん、それが日常生活の出来事と一緒やってんな。
これは、「毎日の当たり前のこと」を教えてくれる言葉なんやで。
茶や飯みたいに毎日食べるもん、それが日常生活の出来事と一緒やってんな。
これは、「毎日の当たり前のこと」を教えてくれる言葉なんやで。
【語源・由来】
「茶飯」は、毎日の食事やお茶のこと。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・家常茶飯(かじょうさはん)
日常茶飯(にちじょうさはん)の解説
カンタン!解説
「日常茶飯」の「日常」は「毎日」や「常に」、「茶飯」は「食事」を意味するよ。だから、この四字熟語全体で「毎日の食事」みたいに、すごく普通でありふれたこと、つまり「何も特別なことじゃない」っていう意味になるんだ。
日本の古い時代には、「茶」と「飯」が主食だったから、その2つを合わせて「日常生活」を象徴する言葉として使われたんだよ。
例えば、「あんなことは日常茶飯だよ」と言ったら、それは「あんなことは、毎日の生活でよくあることだよ」っていう意味になる。それほど珍しいことでもない、というニュアンスも含まれているよ。
この四字熟語は「日常茶飯事」という形でもよく使われる。「事」をつけると、「毎日のように起こる出来事」っていう意味になるから、特に目立つことでもない、何気ない出来事を指すんだ。
例えば、「彼が遅刻するのは日常茶飯事だ」っていう風に使うと、彼が遅刻することがすごくよくある、つまり普通のことだと表現できるんだよ。
日常茶飯(にちじょうさはん)の使い方
小さいころ、僕は、夜になると熱を出して寝込むのが日常茶飯だったんだ。
へえ。今はたくましくなったわよね。まったく風邪をひかないじゃないの。
そうなんだ。空手と出会ったおかげだよ。
・・・体と同時に頭も鍛えられたらいいのにね。
日常茶飯(にちじょうさはん)の例文
- 僕のお父さんは、大事であろうが、日常茶飯の些事であろうが、すべて一人で決めてしまうんです。
- ヘリコプターの事故なんて日常茶飯に起きてもらっては困る。
- 一人の時は、日常茶飯に納豆を食べていたが、嫁が納豆を嫌いなので今は食べていない。
- あの程度の喧嘩なら、健太くんとともこちゃんにとっては日常茶飯だから、放っておけばいいよ。
- 毎日妻が家事をする事が日常茶飯になりすぎて、感謝の気持ちを忘れてしまっていました。
日常茶飯の文学作品などの用例
- 梯子をたずさえてゆく大工も、物売りする女たちも、日常茶飯の見飽きた風物の一部とは見えなかった。<辻邦生・嵯峨野明月記>
- 文明の進歩というのは人間の生活がより多くフィクションの上に築かれることであるとすれば、文明の進歩と共に虚栄は日常茶飯事となる。そして英雄的な悲劇もまた少くなる。〈三木清・死について〉
茶飯というのは、普段食べる食事のことで、それが日々の生活に当てはめられているんだよ。