著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

家常茶飯【かじょうさはん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
家常茶飯

【読み方】
かじょうさはん

【意味】
ごく平凡なありふれたこと。また、とるに足りないこと。

【語源・由来】
「茶飯」は、毎日の食事やお茶のこと。毎日ご飯を食べ、お茶を飲むようにという意から。

【典拠・出典】

【類義語】
日常茶飯(にちじょうさはん)

家常茶飯(かじょうさはん)の使い方

健太
ともこちゃんの家の隣の夫婦は、今時めずらしく、お茶碗を投げて激しい夫婦喧嘩をするんだね。すごい音がするね。
ともこ
そうなの。家常茶飯なのよ。迷惑よね。
健太
警察に通報しなくて大丈夫なの?
ともこ
家常茶飯だから、近所の人は誰も気にしていないのよ。普段は手をつないで歩くくらい仲が良いし。

家常茶飯(かじょうさはん)の例文

  1. 家常茶飯のような小さなことから、大事なことまですべて父が決定権を持っています。
  2. なかなか件数が減らない交通事故は、家常茶飯であってはならないことなのです。
  3. 彼の上履きが隠されるというようなことは、家常茶飯に行われていたようです。
  4. 我が家の飼い猫がしばらく帰ってこないのは家常茶飯なので、気にしていませんでした。
  5. 昔、武士が刀を持って道を歩いていた時代では、仇討ちは家常茶飯だったのでしょう。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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