【四字熟語】
小草生月
【読み方】
おぐさおいづき
【意味】
陰暦2月の異名。春を待って、小さな草花があちらこちらから芽を出してくる月。
【語源・由来】
季節の季語。旧暦2 月は如月(きさらぎ)という。現在では新暦2月の別名として用いる。小さなくさぐさが一斉に芽吹き始め、濃い土色だった大地全体が雨でぬかるみ、もやぐように緑がかってくるのが如月です。
【典拠・出典】
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【英語訳】
second lunar month
小草生月(おぐさおいづき)の使い方
健太くんの誕生日は2月だったね。陰暦でいうと如月でしょ。
そうみたいね。陰暦ってよくわからないけどね。
旧暦とも言って、いまでもネパールや東南アジアの一部地域では公式に陰暦を用いている国もあるらしいよ。
小草生月ともいって、草木の芽が張り出す月というらしいよ。
小草生月(おぐさおいづき)の例文
- 立春とは名のみの寒さです。小草生月につきおからだご自愛ください。
- 草木の芽が張り出す月であるから「草木張月(くさきはりづき)」も小草生月と同様に用いる。
- 懸命に芽をだしている小草生月を愛おしく、優しい気持ちになります。
- もうそろそろ厳しい寒さも終わり、すぐそこまで来ている小草生月が待ち遠しい、
- 昔、太陽太陰暦に月ごとの名前があり、2月は如月、小草生月という。
まとめ
暖かくなったとはいうものの、それゆえに感じるうすら寒さ のために服を更に着るので「衣更着」。 陽気が発達する季節なので「気更来」または 「息更来」。草木の芽が張り出す月なので「草木張り月」。田を鋤き畑を打つところ から「鋤凌(すきさらぎ)」。
名も知らぬ小さな草が、わずかな土を頼りに、懸命に芽を出しているのを見たとき、なんとも愛おしく、優しい気持ちになります。そのせいか「小草生月」を毎年、強く実感するのです。小さな生命とともに生きる喜びを感じます。