遠慮近憂【えんりょきんゆう】の意味と使い方の例文(語源由来・英語訳)

【四字熟語】
遠慮近憂

【読み方】
えんりょきんゆう

日本漢字能力検定
3級

【意味】
よく先のことまで考えて行動しないと、必ず急な心配事がおこって苦しむことになるという孔子の言葉。

【語源・由来】
目先の利害にとらわれた行きあたりばったりの行動は慎みなさいということ。「遠慮」は、将来のことをしっかりと考えること。「近憂」は、身近なところで起こる心配事のこと。「遠き慮(おもんばか)り無ければ、必ず近き憂(うれ)ひ有り」の略。
出典:「論語」衛霊公。

【英語訳】
failure to think of the long term leads to grief in the short term

英語例文
子曰わく、人にして遠き慮り無ければ、必ず近き憂いあり。Confucius said, “If you don’t consider the distant future, you will sorrow before long.”
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遠慮近憂(えんりょきんゆう)の使い方

ともこ
運動会のリレーで最下位になってしまったの。
健太
僕もだよ。学年リレーで最下位だったんだ。
ともこ
毎日もっと練習して備えていればよかったのに、遠慮近憂で少しも練習しなかった。
健太
今までいつも1等賞だったから、安心していて練習もしなかったからだね。

遠慮近憂(えんりょきんゆう)の例文

  1. 彼は会社のグループを統括して行動する際には遠慮近憂である。
  2. 結婚を前提とした彼は、少しは遠慮近憂のある振る舞いをして欲しいものです。
  3. 足の痛みで雨が降ると言っていた母は、天気予報を気にせず遠慮近憂で雨に降られた。
  4. 遅刻はしないと大言壮語を吐いた彼は、遠慮近憂で朝寝坊をしてしまった。
  5. 健康を顧みず悪のりが続けば遠慮近憂で胃潰瘍になり入院した。

まとめ

子曰。人無遠慮。必有近憂。
「先師がいわれた。遠い将来のことを考えない人には、必ず間近かに心配ごとが待っている」と訳している(下村湖人(1884~1955)現代訳論語)
しかし禍が起きるまで改めず、のど元過ぎれば熱さ忘れるのが人間というもの。だからといって日頃の備えを怠ってよい訳ではなく、そうやって度々反省するのも大切なこと。

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